「あなたは私わたしをどれほど好すきかしら?
私わたしはあなたをこれほど好すきだから」
「僕ぼくならとっくにあなたを真まん中なかに
小ちいさな世界せかいを頭あたまに描えがいてる」
「それなら何なんにも怖こわくなんかないわね」
「そうだね大丈夫だいじょうぶ 遠とおくで暮くらしても」
繋つなぐ言葉ことばは雨あめに変かわって
泣ないた笑顔えがおを濡ぬらしてた
さようならの言葉ことばは ちぎって空そらに投なげた
「嬉うれしい」と言いう頬ほほに ひらひら ひらひら
いつもよりも傍そばに 寄より添そって歩あるき出だして
つなぐ手てと手ての中なか 全すべてがあると思おもってた
何回なんかいも何十回なんじゅっかいも 二人ふたりは夜よるを数かぞえて
回まわる秒針両手びょうしんりょうてで 必死ひっしにしがみついた
何十なんじゅうも何百回なんびゃっかいも 二人ふたりはすれ違ちがって
追おいかけあった背中せなかに 必死ひっしにしがみついた
「仕方しかたないわね」
「仕方しかたないよね」
笑わらう泣なき顔かお うつむきあって
琥珀こはくの月つきの先さき ぽたりと落おちた涙なみだ
「悲かなしい」と言いう頬ほほに きらきら きらきら
四角しかくい枠わくの中なか 言葉ことばだけが寄より添そって
抱だき締しめたらそれで なんとかなると思おもってた
「私わたしはあなたを どれほど好すきなのかしら?
あなたを想おもう程ほどに こんなに苦くるしい」
「僕ぼくはあなたの事こと どれほど傷きずつけたの?
あなたを想おもう程ほどに こんなに切せつない」
さようならの言葉ことばは 抱だき合あって隠かくし合あった
夜明よあけの来こない胸むねに 涙なみだが降ふり注そそいでた
「あなたはanataha私watashiをどれほどwodorehodo好suきかしらkikashira?
私watashiはあなたをこれほどhaanatawokorehodo好suきだからkidakara」
「僕bokuならとっくにあなたをnaratokkunianatawo真maんn中nakaにni
小chiiさなsana世界sekaiをwo頭atamaにni描egaいてるiteru」
「それならsorenara何nanにもnimo怖kowaくなんかないわねkunankanaiwane」
「そうだねsoudane大丈夫daijoubu 遠tooくでkude暮kuらしてもrashitemo」
繋tsunaぐgu言葉kotobaはha雨ameにni変kaわってwatte
泣naいたita笑顔egaoをwo濡nuらしてたrashiteta
さようならのsayounarano言葉kotobaはha ちぎってchigitte空soraにni投naげたgeta
「嬉ureしいshii」とto言iうu頬hohoにni ひらひらhirahira ひらひらhirahira
いつもよりもitsumoyorimo傍sobaにni 寄yoりri添soってtte歩aruきki出daしてshite
つなぐtsunagu手teとto手teのno中naka 全subeてがあるとtegaaruto思omoってたtteta
何回nankaiもmo何十回nanjukkaiもmo 二人futariはha夜yoruをwo数kazoえてete
回mawaるru秒針両手byoushinryouteでde 必死hisshiにしがみついたnishigamitsuita
何十nanjuuもmo何百回nanbyakkaiもmo 二人futariはすれhasure違chigaってtte
追oいかけあったikakeatta背中senakaにni 必死hisshiにしがみついたnishigamitsuita
「仕方shikataないわねnaiwane」
「仕方shikataないよねnaiyone」
笑waraうu泣naきki顔kao うつむきあってutsumukiatte
琥珀kohakuのno月tsukiのno先saki ぽたりとpotarito落oちたchita涙namida
「悲kanaしいshii」とto言iうu頬hohoにni きらきらkirakira きらきらkirakira
四角shikakuいi枠wakuのno中naka 言葉kotobaだけがdakega寄yoりri添soってtte
抱daきki締shiめたらそれでmetarasorede なんとかなるとnantokanaruto思omoってたtteta
「私watashiはあなたをhaanatawo どれほどdorehodo好suきなのかしらkinanokashira?
あなたをanatawo想omoうu程hodoにni こんなにkonnani苦kuruしいshii」
「僕bokuはあなたのhaanatano事koto どれほどdorehodo傷kizuつけたのtsuketano?
あなたをanatawo想omoうu程hodoにni こんなにkonnani切setsuないnai」
さようならのsayounarano言葉kotobaはha 抱daきki合aってtte隠kakuしshi合aったtta
夜明yoaけのkeno来koないnai胸muneにni 涙namidaがga降fuりri注sosoいでたideta