夏祭なつまつりの川かわのほとりで 行いき帰かえりの人ひとを仰あおぐ
破やぶれたスニーカーで 未来みらいはぼんやりして
今年ことしもまた会あいに来きました 魂たましいだけがホタルになって
ただ認みとめられたくて ただ許ゆるして欲ほしくて
すれ違ちがう幼おさない子こを抱かかえた母ははと
遠とおくから聴きこえてくる 夕暮ゆうぐれの鐘かね
子守唄こもりうたでさすりながら 母ははの胸むねで泣ないたよ
風かぜに吹ふかれまたどこかへ
誰だれかを探さがしてる ホタルが飛とんでいる
ボーダーになった心こころの闇やみは 日々ひびの愛あいやら憎悪ぞうおやらで
毎日まいにちスライスして やがて透すき通とおるのかな
夕立ゆうだちの後あとに歌うたう 蝉せみのこだまは
新あたらしい死者ししゃが残のこす 祈いのりの声こえか
生いきる意味いみを奪うばい去さられ 飛とび立たってしまったよ
そこにはただ抜ぬけ殼がらだけ
踏ふみ潰つぶされてゆく
澄すんだ水みずで泳およぐ魚さかな
氷こおりの上うえを滑すべるペンギン
大草原だいそうげんに眠ねむるライオン
僕ぼくらのパラダイスらくえん
どこに行いけばあるのだろう天国てんごくかな それともただ
母ははの背中せなかで聴きかされた あの幼おさない子供こどもの 子守唄こもりうたに揺ゆられながら
海うみへ続つづく川かわに ホタルが消きえてゆく
夏祭natsumatsuりのrino川kawaのほとりでnohotoride 行iきki帰kaeりのrino人hitoをwo仰aoぐgu
破yabuれたretaスニsuniーカkaーでde 未来miraiはぼんやりしてhabonyarishite
今年kotoshiもまたmomata会aいにini来kiましたmashita 魂tamashiiだけがdakegaホタルhotaruになってninatte
ただtada認mitoめられたくてmeraretakute ただtada許yuruしてshite欲hoしくてshikute
すれsure違chigaうu幼osanaいi子koをwo抱kakaえたeta母hahaとto
遠tooくからkukara聴kiこえてくるkoetekuru 夕暮yuuguれのreno鐘kane
子守唄komoriutaでさすりながらdesasurinagara 母hahaのno胸muneでde泣naいたよitayo
風kazeにni吹fuかれまたどこかへkarematadokokahe
誰dareかをkawo探sagaしてるshiteru ホタルhotaruがga飛toんでいるndeiru
ボboーダdaーになったninatta心kokoroのno闇yamiはha 日々hibiのno愛aiやらyara憎悪zouoやらでyarade
毎日mainichiスライスsuraisuしてshite やがてyagate透suきki通tooるのかなrunokana
夕立yuudachiのno後atoにni歌utaうu 蝉semiのこだまはnokodamaha
新ataraしいshii死者shisyaがga残nokoすsu 祈inoりのrino声koeかka
生iきるkiru意味imiをwo奪ubaいi去saられrare 飛toびbi立taってしまったよtteshimattayo
そこにはただsokonihatada抜nuけke殼garaだけdake
踏fuみmi潰tsubuされてゆくsareteyuku
澄suんだnda水mizuでde泳oyoぐgu魚sakana
氷kooriのno上ueをwo滑subeるruペンギンpengin
大草原daisougenにni眠nemuるruライオンraion
僕bokuらのranoパラダイスrakuen
どこにdokoni行iけばあるのだろうkebaarunodarou天国tengokuかなkana それともただsoretomotada
母hahaのno背中senakaでde聴kiかされたkasareta あのano幼osanaいi子供kodomoのno 子守唄komoriutaにni揺yuられながらrarenagara
海umiへhe続tsuduくku川kawaにni ホタルhotaruがga消kiえてゆくeteyuku