口くちずさむ歌うたは
なぜか哀かなしい歌うたばかり
裏通うらどおり 雑居ざっきょビル
今いまでもおまえを探さがしてる
あんなにあんなに 惚ほれ抜ぬいて
いやというほど惚ほれられた
昔話むかしばなしさ 霧雨きりさめ五番町ごばんちょう
灰色はいいろの雲くもが
空そらでちぎれて刺ささる雨あめ
真心まごころを くれた女ひと
今いまでもおまえを思おもい出だす
俺おれと死しぬかと いった夜よも
おまえは笑わらってうなずいた
なんで手放てばなす 霧雨きりさめ五番町ごばんちょう
流ながれては消きえる
時ときに遠慮えんりょはないけれど
めぐり合あい 叶かなうなら
今いまでもおまえを抱だきしめて
命いのち惚ほれでも 別わかれたわけを
水みずに流ながしてその水みずで
も一度いちど咲さきたい 霧雨きりさめ五番町ごばんちょう
口kuchiずさむzusamu歌utaはha
なぜかnazeka哀kanaしいshii歌utaばかりbakari
裏通uradooりri 雑居zakkyoビルbiru
今imaでもおまえをdemoomaewo探sagaしてるshiteru
あんなにあんなにannaniannani 惚hoれre抜nuいてite
いやというほどiyatoiuhodo惚hoれられたrerareta
昔話mukashibanashiさsa 霧雨kirisame五番町gobanchou
灰色haiiroのno雲kumoがga
空soraでちぎれてdechigirete刺saさるsaru雨ame
真心magokoroをwo くれたkureta女hito
今imaでもおまえをdemoomaewo思omoいi出daすsu
俺oreとto死shiぬかとnukato いったitta夜yoもmo
おまえはomaeha笑waraってうなずいたtteunazuita
なんでnande手放tebanaすsu 霧雨kirisame五番町gobanchou
流nagaれてはreteha消kiえるeru
時tokiにni遠慮enryoはないけれどhanaikeredo
めぐりmeguri合aいi 叶kanaうならunara
今imaでもおまえをdemoomaewo抱daきしめてkishimete
命inochi惚hoれでもredemo 別wakaれたわけをretawakewo
水mizuにni流nagaしてそのshitesono水mizuでde
もmo一度ichido咲saきたいkitai 霧雨kirisame五番町gobanchou