鰊にしんが獲とれた あの頃ころは
俺おれも女房にょうぼうも 若わかかった
番屋ばんや暮ぐらしの 共稼ともかせぎ
俺おれはヤン衆しゅうと 鰊にしん舟ぶね
声こえを弾はずませ 声こえを弾はずませ引ひいた網あみ
過すぎたあの日ひの 懐なつかしさ
こころ愛妻あいさい 北きた挽歌ばんか
祝いわいの餅もちに 子供こどもらは
大漁たいりょう景気たいりょげいきの 笑わらい声ごえ
網あみの破やぶれを 妻つまは縫ぬい
俺おれはソーラン 男節おぶし
酒さけを相手あいてに 酒さけを相手あいてに上機嫌じょうきげん
今いまじゃ岬みさきの 潮風しおかぜに
ゴメが思おもい出で 呼よぶばかり
昔むかしと同おなじ海うみの彩いろ
鰊にしんばかりが なぜ来こない
沖おきの漁場ぎょじょうが 命いのちなら
俺おれは一生いっしょう 漁いさり舟ぶね
伸のるか反そるかは 伸のるか反そるかは時ときの運うん
波なみと苦労くろうを 唄うたおうか
こころ愛妻あいさい 北きた挽歌ばんか
鰊nishinがga獲toれたreta あのano頃koroはha
俺oreもmo女房nyoubouもmo 若wakaかったkatta
番屋banya暮guらしのrashino 共稼tomokaseぎgi
俺oreはhaヤンyan衆syuuとto 鰊nishin舟bune
声koeをwo弾hazuませmase 声koeをwo弾hazuませmase引hiいたita網ami
過suぎたあのgitaano日hiのno 懐natsuかしさkashisa
こころkokoro愛妻aisai 北kita挽歌banka
祝iwaいのino餅mochiにni 子供kodomoらはraha
大漁tairyou景気tairyogeikiのno 笑waraいi声goe
網amiのno破yabuれをrewo 妻tsumaはha縫nuいi
俺oreはhaソsoーランran 男節obushi
酒sakeをwo相手aiteにni 酒sakeをwo相手aiteにni上機嫌joukigen
今imaじゃja岬misakiのno 潮風shiokazeにni
ゴメgomeがga思omoいi出de 呼yoぶばかりbubakari
昔mukashiとto同onaじji海umiのno彩iro
鰊nishinばかりがbakariga なぜnaze来koないnai
沖okiのno漁場gyojouがga 命inochiならnara
俺oreはha一生issyou 漁isaりri舟bune
伸noるかruka反soるかはrukaha 伸noるかruka反soるかはrukaha時tokiのno運un
波namiとto苦労kurouをwo 唄utaおうかouka
こころkokoro愛妻aisai 北kita挽歌banka