しずく哀かなしいかかり湯ゆを
何度なんども浴あびて髪かみを梳すく
あなたの匂においは取とれたでしょうか
北きたのはずれの湯ゆの宿やどは
窓まどの下したまで 日本海にほんかい
ひとり枕まくらで 眠ねむるのに
温ぬくもりさがす 手てが憎にくい
あなたと暮くらした 長ながさでしょうか
灯あかり落おとせば潮騒しおさいの
音おとがひと際きわ 日本海にほんかい
湯気ゆげで曇くもった 天窓てんまどの
朝陽あさひが肌はだに 紅べにを差さす
あなたの愛あいから 醒さめたでしょうか
夢ゆめはかげろう 泡雪あわゆきの
波なみの花はな散ちる 日本海にほんかい
しずくshizuku哀kanaしいかかりshiikakari湯yuをwo
何度nandoもmo浴aびてbite髪kamiをwo梳suくku
あなたのanatano匂nioいはiha取toれたでしょうかretadesyouka
北kitaのはずれのnohazureno湯yuのno宿yadoはha
窓madoのno下shitaまでmade 日本海nihonkai
ひとりhitori枕makuraでde 眠nemuるのにrunoni
温nukuもりさがすmorisagasu 手teがga憎nikuいi
あなたとanatato暮kuraしたshita 長nagaさでしょうかsadesyouka
灯akaりri落oとせばtoseba潮騒shiosaiのno
音otoがひとgahito際kiwa 日本海nihonkai
湯気yugeでde曇kumoったtta 天窓tenmadoのno
朝陽asahiがga肌hadaにni 紅beniをwo差saすsu
あなたのanatano愛aiからkara 醒saめたでしょうかmetadesyouka
夢yumeはかげろうhakagerou 泡雪awayukiのno
波namiのno花hana散chiるru 日本海nihonkai