君の書く僕の名前 歌詞 槇原敬之 ふりがな付

僕ぼくにとって
何なんて事ことない簡単かんたんな事ことが
君きみにとってとてつもなく
難むずかしい事こともある
僕ぼくが手てに汗あせを
握にぎるくらい難むずかしい事ことが
君きみにとって容易たやすいなら
コツだけでも教おしえてよ

結婚式けっこんしきのお祝いわいの袋ふくろに
試ためしに自分じぶんで書かいてみた
その文字もじは心細こころぼそさが
そのまま表あらわれてる
やっぱり君きみが書かいてよ

あぁ何度なんど見みても
格好かっこういい君きみの文字もじ
墨すみと筆ふでで書かく意味いみや
意義いぎが伝つたわってくるようだ
あぁ僕ぼくは君きみの書かく
僕ぼくの名前なまえが好すきだ
堂々どうどうとしていて
それでいて美うつくしい

誰だれかにとって
何なんて事ことない簡単かんたんな事ことが
誰だれかにとっては悩なやましく
難むずかしい事こともある
そんな事ことも出来できないの?
なんて言いっちゃダメだ
好すきな人ひとと一番いちばんしたくない
喧嘩けんかをする事ことになる

パソコン頼だのみの僕ぼくから見みれば
君きみはさながら書道しょどうの達人たつじん
片付かたづけられない君きみにとって
僕ぼくは掃除そうじの神様かみさまだ
何なんだか冴さえないけどまぁいいか

あぁやっとの事ことで
片付かたづけた綺麗きれいな部屋へやは
君きみに散ちらかされるのを
喜よろこんで待まっているのさ
あぁ忙いそがしくて
掃除そうじできないと君きみは
満みち潮しおの無人島むじんとうで
助たすけを待まつ人ひとに見みえる

あぁ何度なんど見みても
格好かっこういい君きみの文字もじ
墨すみと筆ふでで書かく意味いみや
意義いぎが伝つたわってくるようだ
あぁ僕ぼくは君きみの書かく
僕ぼくの名前なまえが好すきだ
威厳いげんがあるのに
どこか人懐ひとなつっこい

あぁ君きみは僕ぼくの名前なまえを
美うつくしく書かくんだ
僕ぼくが綺麗きれいに片付かたづけた
テーブルの上うえで