手をつないで帰ろ 歌詞 槇原敬之 ふりがな付

君きみはナポレオンフィッシュの
水槽すいそうにへばりついて
何度なんど呼よんでも 振ふり返かえってくれない
ほかの女おんなの子こに
ちょっと見みとれてただけなのに
「ちょっとじゃないよ」って言いうために
一回いっかい振ふり返かえっただけ

初はじめてのデートなわけじゃないけど
二人ふたりで見みる人混ひとごみや街まちは特別とくべつで
君きみばっかり見みていたら ころんじゃうかも
しれないだろ?

なぁ こっちむいてーな
なぁ きげんなおしてーな
僕ぼくらの日曜日にちようびは夏休なつやすみほど長ながくない
なぁ こっちむいてーな
今いま君きみがどんな顔かおしてるか
水槽すいそうの魚さかなたちしか 知しらないなんて

友達ともだちのみんなには
きっとひやかされるからって
廊下ろうかであっても 目めを合あわせるだけ
好すきな人ひとの事ことを集あつまって
平気へいきではなしている
女おんなの子こみたいには行いかないけど
僕ぼくらだって同おなじなんだよ

部活ぶかつの合間あいま 緑色みどりいろの
フェンス越ごしに やっと見みつけた
君きみばっかり見みていたら ころんでしまった
僕ぼくを知しらないくせに

なぁ こっちむいてーな
なぁ きげんなおしてーな
僕ぼくらの日曜日にちようびは七しち時頃じごろには終おわる
なぁ こっちむいてーな
今いま君きみがどんな顔かおしてるか
こんなに気きになるほど 大好だいすきなんだよ

なぁ こっちむいてーな
なぁ きげんなおしてーな
僕ぼくらの日曜日にちようびはほんとにもうすぐ終おわる
なぁ こっちむいてーな
しめったハンカチは僕ぼくらの
手てのひらの中なか

ちょっと照てれるけど 手てをつないで帰かえろ