よみ:おやゆびをかくさずに
親指を隠さずに 歌詞
-
槇原敬之
- 2006.2.22 リリース
- 作詞
- NORIYUKI MAKIHARA
- 作曲
- NORIYUKI MAKIHARA
友情
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元気
結果
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長ながいクラクションは
世界中せかいじゅうに向むけた
最後さいごのお別わかれを言いうように街まちに響ひびく
もう二度にどと一緒いっしょには戻もどれない街まちの通とおりを
荼毘だび所しょに向むかう
車くるまから見みていたら
通とおりに出でてきた小ちいさな子供達こどもたちが
母親ははおやの前まえに並ならんで
いつまでも手てを
合あわせてくれていたんだ
どんな人生じんせいだったと
神様かみさまに尋たずねられた時とき
彼かれらの姿すがたを思おもい出だして
亡なき人ひとも微笑ほほえむのだろう
だから僕ぼくはあの日ひから
黒くろい車くるまを見みつけても
親指おやゆびを隠かくさず
手てを合あわせようと決きめたんだ
親おやの死しに目めに会あえないとか
不安ふあんな迷信めいしんを
まだ幼おさない子供こどもに教おしえたりするその前まえに
もっと教おしえておくべき
大事だいじな事ことがある
例たとえば誰だれの命いのちも限かぎりがあることとか
何なんにも持もっていくことはできない
自分じぶんの体からださえも置おいて
心こころだけで旅たびに出でたのは
誰だれにとっても
本当ほんとうは大事だいじな人ひとなんだ
誰だれかの命いのちが終おわったと
知しったと少すこし心こころが傾かたむくようで
名なも知しらぬ誰だれかにも自分じぶんが
支ささえられて生いきていると知しる
だからありがとうの気持きもちと
次つぎの旅先たびさきの無事ぶじを祈いのって
親指おやゆびを隠かくさずに
手てを合あわせて見送みおくりたい
そのあとゆっくり目めを開あけると
なぜか
さっきより世界せかいが暖あたたかく
愛いとおしく見みえるんだ
世界中せかいじゅうに向むけた
最後さいごのお別わかれを言いうように街まちに響ひびく
もう二度にどと一緒いっしょには戻もどれない街まちの通とおりを
荼毘だび所しょに向むかう
車くるまから見みていたら
通とおりに出でてきた小ちいさな子供達こどもたちが
母親ははおやの前まえに並ならんで
いつまでも手てを
合あわせてくれていたんだ
どんな人生じんせいだったと
神様かみさまに尋たずねられた時とき
彼かれらの姿すがたを思おもい出だして
亡なき人ひとも微笑ほほえむのだろう
だから僕ぼくはあの日ひから
黒くろい車くるまを見みつけても
親指おやゆびを隠かくさず
手てを合あわせようと決きめたんだ
親おやの死しに目めに会あえないとか
不安ふあんな迷信めいしんを
まだ幼おさない子供こどもに教おしえたりするその前まえに
もっと教おしえておくべき
大事だいじな事ことがある
例たとえば誰だれの命いのちも限かぎりがあることとか
何なんにも持もっていくことはできない
自分じぶんの体からださえも置おいて
心こころだけで旅たびに出でたのは
誰だれにとっても
本当ほんとうは大事だいじな人ひとなんだ
誰だれかの命いのちが終おわったと
知しったと少すこし心こころが傾かたむくようで
名なも知しらぬ誰だれかにも自分じぶんが
支ささえられて生いきていると知しる
だからありがとうの気持きもちと
次つぎの旅先たびさきの無事ぶじを祈いのって
親指おやゆびを隠かくさずに
手てを合あわせて見送みおくりたい
そのあとゆっくり目めを開あけると
なぜか
さっきより世界せかいが暖あたたかく
愛いとおしく見みえるんだ