どうして君きみは 僕ぼくのことを
追おい越こして行いったの?
四年よねんも二人ふたり 通とおった場所ばしょが
嘘うそになって行いく
久ひさしぶりに届とどいた 君きみからの手紙てがみは
びんせんも文字もじも 何なんだか大人おとなびていて
僕ぼくよりも少すこしだけ 年上としうえの人ひとと
来年らいねんには結婚けっこんすると書かいてあった
ちらかった部屋へやでジャンクフード片手かたてに
手紙てがみを読よんでるそんな僕ぼくは
十八じゅうはちの頃ころに抱かかえこんだ夢ゆめと
君きみを想おもって 変かわらずにいるのに
どうして君きみは 僕ぼくのことを
追おい越こして行いったの?
四年よねんも二人ふたり 通とおった場所ばしょが
嘘うそになって行いく
就職しゅうしょくが決きまってから もう二回目にかいめの夏なつ
ゆかたに着替きがえている時ときだけ僕ぼくを待またした
花火はなびを見みる人ひとごみ 君きみはこわれそうで
守まもらなきゃって思おもってた 誰だれよりも一番いちばんに
この街まちの池いけに はすの葉はがひらく
夏なつの星座せいざをうけとめるように
それはまるで パラボラのようで
見みえないものを信しんじることを教おしえる
きっと君きみは ノートのコピーを
そっとわたすように
短みじかい手紙てがみで 最後さいごのエールを
おくってくれたんだよね
僕ぼくの知しらない誰だれかに内緒ないしょで
どうか見みてて下ください
いつか僕ぼくが 四年よねんの日々ひびが
輝かがやき出だすまで…
どうしてdoushite君kimiはha 僕bokuのことをnokotowo
追oいi越koしてshite行iったのttano?
四年yonenもmo二人futari 通tooったtta場所basyoがga
嘘usoになってninatte行iくku
久hisaしぶりにshiburini届todoいたita 君kimiからのkarano手紙tegamiはha
びんせんもbinsenmo文字mojiもmo 何nanだかdaka大人otonaびていてbiteite
僕bokuよりもyorimo少sukoしだけshidake 年上toshiueのno人hitoとto
来年rainenにはniha結婚kekkonするとsuruto書kaいてあったiteatta
ちらかったchirakatta部屋heyaでdeジャンクフjankufuードdo片手katateにni
手紙tegamiをwo読yoんでるそんなnderusonna僕bokuはha
十八juuhachiのno頃koroにni抱kakaえこんだekonda夢yumeとto
君kimiをwo想omoってtte 変kaわらずにいるのにwarazuniirunoni
どうしてdoushite君kimiはha 僕bokuのことをnokotowo
追oいi越koしてshite行iったのttano?
四年yonenもmo二人futari 通tooったtta場所basyoがga
嘘usoになってninatte行iくku
就職syuusyokuがga決kiまってからmattekara もうmou二回目nikaimeのno夏natsu
ゆかたにyukatani着替kigaえているeteiru時tokiだけdake僕bokuをwo待maたしたtashita
花火hanabiをwo見miるru人hitoごみgomi 君kimiはこわれそうでhakowaresoude
守mamoらなきゃってranakyatte思omoってたtteta 誰dareよりもyorimo一番ichibanにni
このkono街machiのno池ikeにni はすのhasuno葉haがひらくgahiraku
夏natsuのno星座seizaをうけとめるようにwouketomeruyouni
それはまるでsorehamarude パラボラparaboraのようでnoyoude
見miえないものをenaimonowo信shinじることをjirukotowo教oshiえるeru
きっとkitto君kimiはha ノnoートtoのnoコピkopiーをwo
そっとわたすようにsottowatasuyouni
短mijikaいi手紙tegamiでde 最後saigoのnoエeールruをwo
おくってくれたんだよねokuttekuretandayone
僕bokuのno知shiらないranai誰dareかにkani内緒naisyoでde
どうかdouka見miててtete下kudaさいsai
いつかitsuka僕bokuがga 四年yonenのno日々hibiがga
輝kagayaきki出daすまでsumade…