OCTAVERS 歌詞 槇原敬之 ふりがな付

深夜しんや営業えいぎょうのレストランに
10時じに待まち合あわせた
もう親おやの車くるまじゃないんだよと
得意気とくいげに愛車あいしゃを見みせる
くすぐったいような懐なつかしさで
最初さいしょはぎこちないけど
5分ふんもたてば悪わるい冗談じょうだん
もうはじまってる

大好だいすきな歌うたをつんだら
きっとだまりこむよ
あれ程ほど通とおったのに
カーブ曲まがる度たび 胸むねがさわぐ

今日きょうは彼女かのじょはおいていきなよ
僕ぼくらだけの秘密ひみつの場所ばしょ
山やまの墓地ぼちを抜ぬけたらすぐ
あの夜景やけいが待まっている
今日きょうは車くるまもみがいたから
ボンネットの鼻はなの先さきに
星ほしがおっこちてきたよな
街まちの灯ひが映うつるよ

安やすいハンバーガーと自転車じてんしゃ
天体望遠鏡てんたいぼうえんきょう
好すきだ嫌きらいだと騒さわいでいた
やつらに首くびをかしげていた
そんな仲間なかまの1人ひとりはもう
結婚けっこんしてたりして
子供こどもをやっと寝ねかしつけた後あと
抜ぬけ出だしてきた

今いままでずっと自分じぶんを
守まもり続つづけたよりも
もっと強つよい力ちからで
誰だれかを守まもってあげなくちゃ

次つぎは彼女かのじょもつれていきなよ
僕ぼくらだけの秘密ひみつの場所ばしょへ
君きみが好すきになった人ひとなら
きっと僕ぼくらも好すきになる
宝探たからさがしの地図ちずを片手かたてに
恋こいをした少年しょうねんの顔かおが
月つきの灯あかりに照てらされて
少すこし大人おとなに見みえた

10年先ねんさきも20年先ねんさきも
なんとなく側そばにいて
いつだって同おなじように
笑わらってるような気きがする

次つぎは彼女かのじょもつれていきなよ
僕ぼくらだけの秘密ひみつの場所ばしょへ
山やまの墓地ぼちを抜ぬけたらすぐ
あの夜景やけいが待まっている
明日あしたにもどる離はなれた街まちで
僕ぼくの帰かえりを待まっている
あの子こにはもうみんなのこと
ずっと話はなしてるから

いつか連つれてくるよ