PENGUIN 歌詞 槇原敬之 ふりがな付

製鉄所せいてつじょのコンビナートは
赤あかと白しろの市松模様いちまつもよう
君きみに見みせるつもりだった
ロケットの模型もけいと同おなじで
もう君きみにも見みせることもないし
この道みちも二人ふたりじゃ通とおらない
話はなしもしてキスもしたけど
出会であわなかった二人ふたり

誰だれも許ゆるしてくれないなら
一緒いっしょに逃にげようって泣ないたよね
南極なんきょくなら君きみと僕ぼくとペンギン
悪わるくないねって
ちょっとだけ笑わらったよね

今いまでも時々ときどき思おもい出だしては
連つれ出ださなくてよかった事ことも
愛あいしていたのも
ホントだったと笑わらってる

急きゅうスピードで追おい越こして行いった
真まっ黒くろい車くるまが消きえてく
それはまるで海うみに向むかって
走はしる真夏まなつの子供こどものよう
高速道路こうそくどうろの料金所りょうきんじょは
いつも君きみに任まかせてたよね
膝ひざの上うえ大事だいじに持もっていた
僕ぼくの財布さいふも変かわったよ

誰だれも許ゆるしてくれなかった
理由りゆうはまだ解わからないけど
たぶん君きみと僕ぼくとじゃ行いけない場所ばしょが
二人ふたりの行いかなきゃいけない場所ばしょ

いたずらをして怒おこられても
「ごめんなさい」の一言ひとことを
誰だれかに言いえばそれでよかった
あの頃ころにはもう戻もどれない

誰だれも許ゆるしてくれないなら
一緒いっしょに逃にげようって泣ないたよね
南極なんきょくなら君きみと僕ぼくとペンギン
悪わるくないねって
ちょっとだけ笑わらったよね

今いまでも時々ときどき思おもい出だしては
連つれ出ださなくてよかった事ことも
愛あいしていたのも
ホントだったと笑わらってる