最后の頁 歌詞 さだまさし ふりがな付

慣なれない煙草たばこにむせたと
涙なみだを胡麻ごま化かし乍ながら
ちゃんとお別わかれが云いえるなんて
君きみは大人おとなになったね

不思議ふしぎなもんだね二人ふたり
登のぼり坂ざかはゆっくりで
下おりる速はやさときたらまるで
ジェット・コースターみたいだ

君きみが「サヨナラ」とマッチの軸じくで
テーブルに書かいたらくがき
僕ぼくがはじから火ひをともせば
ホラ「サヨナラ」が燃もえてきれいだ

前まえから判わかってた事ことだと
君きみはそんな振ぶりをして
冷静れいせいに過すごそうとしてる
最后さいごの思おもいやり

不思議ふしぎなもんだね二人ふたり
もう何年なんねんか過すぎたら
全まったく違ちがうレールをきっと
走はしっているのだろうね

もしも僕達ぼくたちのこのあらすじが
鉛筆えんぴつ書がきだったなら
もう一度いちど位くらいならおそらく
ホラ書かき直なおせたかも知しれない

君きみが「サヨナラ」とマッチの軸じくで
テーブルに書かいたらくがき
僕ぼくがはじから火ひをともせば
ホラ「サヨナラ」が燃もえてきれいだ