産うまれた時代じだいが 悪わるいのか
はぐれた自分じぶんの 性分しょうぶんか
俺おれにゃ 夜風よかぜのちょうちんが
お天道様てんとさまだと 苦笑にがわらい
汗あせも涙なみだも 泥水どろみずさえも
飲のみ干ほし酔よえれば 酒さけだろう
夜桜よざくらハラハラ 背せに受うけて
意地いじは男おとこの 命いのち火ひよ
一夜ひとよのまくらに されていた
あいつを救すくった つもりでも
惚ほれた女おんなと 生いきるのを
許ゆるしちゃくれない 古ふるい疵きず
連つれて逃にげてと すがった声こえが
奈落ならくの底そこまで ついてくる
夜桜よざくらハラハラ ふり向むけば
痩やせたあいつが 泣ないている
崩くずれるしかない 泥船どろぶねを
それでも漕こぐのが さだめだろ
二度にどと帰かえらぬ ふるさとは
こころの根雪ねゆきに うめたのさ
石いしが浮うかんで 木この葉はが沈しずむ
この世よが俺おれには 似合にあいだろう
夜桜よざくらハラハラ 見上みあげれば
夢ゆめは男おとこの かがり火びよ
産uまれたmareta時代jidaiがga 悪waruいのかinoka
はぐれたhagureta自分jibunのno 性分syoubunかka
俺oreにゃnya 夜風yokazeのちょうちんがnochouchinga
おo天道様tentosamaだとdato 苦笑nigawaraいi
汗aseもmo涙namidaもmo 泥水doromizuさえもsaemo
飲noみmi干hoしshi酔yoえればereba 酒sakeだろうdarou
夜桜yozakuraハラハラharahara 背seにni受uけてkete
意地ijiはha男otokoのno 命inochi火hiよyo
一夜hitoyoのまくらにnomakurani されていたsareteita
あいつをaitsuwo救sukuったtta つもりでもtsumoridemo
惚hoれたreta女onnaとto 生iきるのをkirunowo
許yuruしちゃくれないshichakurenai 古furuいi疵kizu
連tsuれてrete逃niげてとgeteto すがったsugatta声koeがga
奈落narakuのno底sokoまでmade ついてくるtsuitekuru
夜桜yozakuraハラハラharahara ふりfuri向muけばkeba
痩yaせたあいつがsetaaitsuga 泣naいているiteiru
崩kuzuれるしかないrerushikanai 泥船dorobuneをwo
それでもsoredemo漕koぐのがgunoga さだめだろsadamedaro
二度nidoとto帰kaeらぬranu ふるさとはfurusatoha
こころのkokorono根雪neyukiにni うめたのさumetanosa
石ishiがga浮uかんでkande 木koのno葉haがga沈shizuむmu
このkono世yoがga俺oreにはniha 似合niaいだろうidarou
夜桜yozakuraハラハラharahara 見上miaげればgereba
夢yumeはha男otokoのno かがりkagari火biよyo