一団いちだんは海辺うみべの街まちへ 荷馬車にばしゃが畦道あぜみちを越こえて行いく
鳥とりは歌うたう「偽いつわりが愛あいなのさ いつか分わかるよ」
皆みんなは彼かれらを出迎でむかえて 開演かいえんの合図あいずを待まっていた
どこにもない 本当ほんとうの嘘うそを探さがしていた
そして喧騒けんそうの中なかでふたりはひとつの計画けいかくを立たてた
陽ひが沈しずむ その前まえに さあ逃にげ出だすんだ
衝突しょうとつを僕ぼくらは恐おそれて互たがいを騙だまし合あうのさ
まるで操あやつられている様ように
サーカスはただ続つづいていく
頬ほおに描えがいた涙なみだすらも 今いま 信しんじてしまいそうなんだ
ふたりは街まちを抜ぬけ出だして 海辺うみべで夕陽ゆうひを眺ながめていた
さざ波なみが言いいかけた言葉ことばを拐かどわかしって運はこんで行いく
どこかで膨ふくらむ期待きたいを 嘴くちばしが突ついて弾はじけ飛とんだ
鳥とりは歌うたう「偽いつわりが愛あいなのさ いつか分わかるよ」
真実しんじつが僕ぼくらを裂さいても 繋つなぐものがあるなら
それを疑うたがうことはしないで
サーカスは終おわることなく
誰だれもが踊おどらされているんだ
夢ゆめとも呼よべない曲芸きょくげいを
夜よるが街まちを覆おおっても
サーカスはまだ続つづいている
そして喧騒けんそうの中なかまたひとり
目めを覚さまし 計画けいかくを立たてた
日ひが昇のぼるその前まえに
それでも
衝突しょうとつを僕ぼくらは重かさねて 互たがいを許ゆるし合あうのさ
いつか張はられた綱つなの向むこうへ
サーカスは僕ぼくらを残のこして 次つぎの街まちへと向むかうようだ
偽いつわりのない愛情あいじょうも 君きみとなら見みつけられるさ
一団ichidanはha海辺umibeのno街machiへhe 荷馬車nibasyaがga畦道azemichiをwo越koえてete行iくku
鳥toriはha歌utaうu「偽itsuwaりがriga愛aiなのさnanosa いつかitsuka分waかるよkaruyo」
皆minnaはha彼kareらをrawo出迎demukaえてete 開演kaienのno合図aizuをwo待maっていたtteita
どこにもないdokonimonai 本当hontouのno嘘usoをwo探sagaしていたshiteita
そしてsoshite喧騒kensouのno中nakaでふたりはひとつのdefutarihahitotsuno計画keikakuをwo立taてたteta
陽hiがga沈shizuむmu そのsono前maeにni さあsaa逃niげge出daすんだsunda
衝突syoutotsuをwo僕bokuらはraha恐osoれてrete互tagaいをiwo騙damaしshi合aうのさunosa
まるでmarude操ayatsuられているrareteiru様youにni
サsaーカスkasuはただhatada続tsuduいていくiteiku
頬hooにni描egaいたita涙namidaすらもsuramo 今ima 信shinじてしまいそうなんだjiteshimaisounanda
ふたりはfutariha街machiをwo抜nuけke出daしてshite 海辺umibeでde夕陽yuuhiをwo眺nagaめていたmeteita
さざsaza波namiがga言iいかけたikaketa言葉kotobaをwo拐kadowakashiってtte運hakoんでnde行iくku
どこかでdokokade膨fukuらむramu期待kitaiをwo 嘴kuchibashiがga突tsuいてite弾hajiけke飛toんだnda
鳥toriはha歌utaうu「偽itsuwaりがriga愛aiなのさnanosa いつかitsuka分waかるよkaruyo」
真実shinjitsuがga僕bokuらをrawo裂saいてもitemo 繋tsunaぐものがあるならgumonogaarunara
それをsorewo疑utagaうことはしないでukotohashinaide
サsaーカスkasuはha終oわることなくwarukotonaku
誰dareもがmoga踊odoらされているんだrasareteirunda
夢yumeともtomo呼yoべないbenai曲芸kyokugeiをwo
夜yoruがga街machiをwo覆ooってもttemo
サsaーカスkasuはまだhamada続tsuduいているiteiru
そしてsoshite喧騒kensouのno中nakaまたひとりmatahitori
目meをwo覚saましmashi 計画keikakuをwo立taてたteta
日hiがga昇noboるそのrusono前maeにni
それでもsoredemo
衝突syoutotsuをwo僕bokuらはraha重kasaねてnete 互tagaいをiwo許yuruしshi合aうのさunosa
いつかitsuka張haられたrareta綱tsunaのno向muこうへkouhe
サsaーカスkasuはha僕bokuらをrawo残nokoしてshite 次tsugiのno街machiへとheto向muかうようだkauyouda
偽itsuwaりのないrinonai愛情aijouもmo 君kimiとならtonara見miつけられるさtsukerarerusa