Kompas 歌詞 Sano ibuki ふりがな付

遊あそぼうよ この指ゆびとまれ
無人むじんの教室きょうしつ 掴つかんでくれた
飛とび出だした 廊下ろうかは照てらされ
宝石ほうせきのように 光ひかっていた

雨上あめあがり 虹にじを追おいかけた
鬼役おにやくのあいつ 悔くやしがっていた
別わかれ際ぎわ 重かさねたまたねが
いつまでも残のこっていた

あの場所ばしょでまだ 誰だれか待まっているのか

風かぜの呼よぶ方ほうへ この羽はねよゆけ
あの雲くもの その先さきへと
わけもわからずに叫さけびたかった
あの日ひの影かげがちらついた

振ふり返かえる 呼よばれた気きがした
埃ほこり舞まう教室きょうしつ 変かわっていないな
窓まどの向むこうのグラウンド
あの頃ころの残像ざんぞうがはしゃいでいた

この場所ばしょで今いま 僕ぼくは待まっているよ

壊こわれた針はりに舵かじを任まかせて
無なくせぬまま 持もっているよ
別わかれの約束やくそくも 褪あせていくならと
内緒ないしょで落おとした 涙なみだを

忘わすれられぬ空そらも癒いえない傷きずも
ひとりでただ抱だき寄よせた
涙なみだが止やむ頃ころには 宝石ほうせきみたいな
虹にじが見みえる

風かぜの呼よぶ方ほうへ この羽はねよゆけ
花はなびらの舞まう空そらへ
壊こわれた針はりに舵かじを任まかせて
まだ見みぬ あの日ひに向むかうよ