吹ふきこむ雨あめ
もつれる影かげ
蘭らんの花はなのような舌先したさきで
俺おれを交かわそうとする
あらがうことを
諦あきらめたら
夜よるの濃淡のうたんに沈しずんでゆこうぜ
わだかまる風かぜ
黙だまりこんだ潮騒しおさい
蔑さげすむように
憐あわれむように
うつぶせたままで
俺おれが果はてるのを待まっているのか
波なみうつ背中せなか
知しりたいのさ
誰だれを夢見ゆめみて溺おぼれているのだい
青黒あおぐろい月つき
凍いてつく微笑ほほえみ
わだかまる風かぜ
黙だまりこんだ潮騒しおさい
吹fuきこむkikomu雨ame
もつれるmotsureru影kage
蘭ranのno花hanaのようなnoyouna舌先shitasakiでde
俺oreをwo交kaわそうとするwasoutosuru
あらがうことをaragaukotowo
諦akiraめたらmetara
夜yoruのno濃淡noutanにni沈shizuんでゆこうぜndeyukouze
わだかまるwadakamaru風kaze
黙damaりこんだrikonda潮騒shiosai
蔑sagesuむようにmuyouni
憐awaれむようにremuyouni
うつぶせたままでutsubusetamamade
俺oreがga果haてるのをterunowo待maっているのかtteirunoka
波namiうつutsu背中senaka
知shiりたいのさritainosa
誰dareをwo夢見yumemiてte溺oboれているのだいreteirunodai
青黒aoguroいi月tsuki
凍iてつくtetsuku微笑hohoemi
わだかまるwadakamaru風kaze
黙damaりこんだrikonda潮騒shiosai