灯あかりまばらな 裏通うらどおり
今日きょうもひとりの 放浪ほうろう酒ざけ
何なにもやれない 俺おれだから
惚ほれているほど 背せを向むける
疵きずさ 疵きずだよ こころの疵きずが
今夜こんやもお前まえを 抱だかせない
闇やみの深ふかさを 知しるものは
触ふれちゃいけない 花はながある
すがる眼めをして わたされた
鍵かぎをそのまま 置おき去ざりに
夢ゆめさ 夢ゆめだよ 叶かなわぬ夢ゆめよ
あかりの小部屋こべやに 帰かえるなど
夜よるの苦にがさを 道みちづれに
明日あすもひとりの 放浪ほうろう酒ざけ
泣なかせたくない どうしても
呑のんで酔よえない 夜よるばかり
風かぜさ 風かぜだよ 凍こごえる風かぜが
丸まるめた背中せなかに 吹ふきすさぶ
灯akaりまばらなrimabarana 裏通uradooりri
今日kyouもひとりのmohitorino 放浪hourou酒zake
何naniもやれないmoyarenai 俺oreだからdakara
惚hoれているほどreteiruhodo 背seをwo向muけるkeru
疵kizuさsa 疵kizuだよdayo こころのkokorono疵kizuがga
今夜konyaもおmoo前maeをwo 抱daかせないkasenai
闇yamiのno深fukaさをsawo 知shiるものはrumonoha
触fuれちゃいけないrechaikenai 花hanaがあるgaaru
すがるsugaru眼meをしてwoshite わたされたwatasareta
鍵kagiをそのままwosonomama 置oきki去zaりにrini
夢yumeさsa 夢yumeだよdayo 叶kanaわぬwanu夢yumeよyo
あかりのakarino小部屋kobeyaにni 帰kaeるなどrunado
夜yoruのno苦nigaさをsawo 道michiづれにdureni
明日asuもひとりのmohitorino 放浪hourou酒zake
泣naかせたくないkasetakunai どうしてもdoushitemo
呑noんでnde酔yoえないenai 夜yoruばかりbakari
風kazeさsa 風kazeだよdayo 凍kogoえるeru風kazeがga
丸maruめたmeta背中senakaにni 吹fuきすさぶkisusabu