晩夏ばんかの香かおり綴とじる
薄うすい紙かみをなぞって
想おもい馳はせる記録きろくの束たば
甘あまい毒どくが腕うでに絡からむ
読よみ解とけたなら 近ちかづけると
そんな夢ゆめを見みた
花はなは枯かれて種たねを残のこし 続つづいていくものだけれど
この白しろい花はなはただひとつの株かぶを分わけ合あうしかなかった
降ふり出だす音おとを浴あびて
立たち尽つくしていたんだ
黒くろに染そまる肩かたを抱だいて
震ふるえることすら忘わすれて
信しんじ続つづけた花茎かけいが折おれ今いま静しずかに目めを
それぞれの価値かちを
幸しあわせのイデアを
誰だれもが答こたえをもたないこの世界せかいで求もとめ追おい続つづけよう
晩夏bankaのno香kaoりri綴toじるjiru
薄usuいi紙kamiをなぞってwonazotte
想omoいi馳haせるseru記録kirokuのno束taba
甘amaいi毒dokuがga腕udeにni絡karaむmu
読yoみmi解toけたならketanara 近chikaづけるとdukeruto
そんなsonna夢yumeをwo見miたta
花hanaはha枯kaれてrete種taneをwo残nokoしshi 続tsuduいていくものだけれどiteikumonodakeredo
このkono白shiroいi花hanaはただひとつのhatadahitotsuno株kabuをwo分waけke合aうしかなかったushikanakatta
降fuりri出daすsu音otoをwo浴aびてbite
立taちchi尽tsuくしていたんだkushiteitanda
黒kuroにni染soまるmaru肩kataをwo抱daいてite
震furuえることすらerukotosura忘wasuれてrete
信shinじji続tsuduけたketa花茎kakeiがga折oれre今ima静shizuかにkani目meをwo
それぞれのsorezoreno価値kachiをwo
幸shiawaせのsenoイデアideaをwo
誰dareもがmoga答kotaえをもたないこのewomotanaikono世界sekaiでde求motoめme追oいi続tsuduけようkeyou