十八じゅうはち娘むすめの 緋鹿子ひがのこの
手柄てがらがくずれて 富士額ふじびたい
弁天べんてん小僧こぞうが きる啖呵たんか
知しらざあ言いって 聞きかせやしょう
なつかしいぞえ 菊五郎きくごろう格子こうし
歌舞伎かぶきの桟敷さじきが 縁えんとなり
あなたとわたしが 合ごう蛇じゃの目め
これきり別わかれりゃ 女おんなでも
闇夜やみよがあるから 覚おぼえてろ
なつかしいぞえ 菊五郎きくごろう格子こうし
銀座ぎんざの柳やなぎを 吹ふく風かぜに
幟のぼりがゆれます 木挽町こびきちょう
通とおればかおるよ 白菊しらぎくが
面影おもかげうつした 鏡獅子かがみじし
なつかしいぞえ 菊五郎きくごろう格子こうし
十八juuhachi娘musumeのno 緋鹿子higanokoのno
手柄tegaraがくずれてgakuzurete 富士額fujibitai
弁天benten小僧kozouがga きるkiru啖呵tanka
知shiらざあrazaa言iってtte 聞kiかせやしょうkaseyasyou
なつかしいぞえnatsukashiizoe 菊五郎kikugorou格子koushi
歌舞伎kabukiのno桟敷sajikiがga 縁enとなりtonari
あなたとわたしがanatatowatashiga 合gou蛇jaのno目me
これきりkorekiri別wakaれりゃrerya 女onnaでもdemo
闇夜yamiyoがあるからgaarukara 覚oboえてろetero
なつかしいぞえnatsukashiizoe 菊五郎kikugorou格子koushi
銀座ginzaのno柳yanagiをwo 吹fuくku風kazeにni
幟noboriがゆれますgayuremasu 木挽町kobikichou
通tooればかおるよrebakaoruyo 白菊shiragikuがga
面影omokageうつしたutsushita 鏡獅子kagamijishi
なつかしいぞえnatsukashiizoe 菊五郎kikugorou格子koushi