いのちのかぎり 咲さいたとて
さだめに散ちらす 花はなもある
そっと着物きものの 襟えりに吹ふく
夏なつの終おわりの 別わかれの風かぜに
秋あきが淋さびしい おんな町まち
添そえないならば 死しにたいと
怨うらんで泣ないた 夜よるもある
爪つめのさきまで 燃もえながら
愛あいを重かさねた 夢ゆめから覚さめて
口紅くちべにがせつない わかれ町まち
一途いちずな恋こいを 失なくしたら
心こころの中なかに 冬ふゆがくる
人ひとの噂うわさの 裏通うらどおり
古ふるい女おんなと 指ゆびさされても
思おもい切きれない みれん町まち
いのちのかぎりinochinokagiri 咲saいたとてitatote
さだめにsadameni散chiらすrasu 花hanaもあるmoaru
そっとsotto着物kimonoのno 襟eriにni吹fuくku
夏natsuのno終oわりのwarino 別wakaれのreno風kazeにni
秋akiがga淋sabiしいshii おんなonna町machi
添soえないならばenainaraba 死shiにたいとnitaito
怨uraんでnde泣naいたita 夜yoruもあるmoaru
爪tsumeのさきまでnosakimade 燃moえながらenagara
愛aiをwo重kasaねたneta 夢yumeからkara覚saめてmete
口紅kuchibeniがせつないgasetsunai わかれwakare町machi
一途ichizuなna恋koiをwo 失naくしたらkushitara
心kokoroのno中nakaにni 冬fuyuがくるgakuru
人hitoのno噂uwasaのno 裏通uradooりri
古furuいi女onnaとto 指yubiさされてもsasaretemo
思omoいi切kiれないrenai みれんmiren町machi