ひとつ男おとこは 生いき抜ぬくために
腰こしをかがめて 頭あたまを下さげて
明日あすの米こめも 拾ひろわにゃならぬ
夢ゆめのためなら 他人たにんの目めなど
捨すてて己おのれに 勝かたねばならぬ
ひとつ男おとこは 泣ないてはならぬ
針はりの山やまでも 地獄じごくの坂さかも
登のぼればそこで 大おおきくなれる
もしも泣なくなら お前まえのために
尽つくす女おんなに 涙なみだを渡わたせ
ひとつおまえは 情なさけを学まなべ
偉えらくなるより 誰だれかのために
こころをくだく 奴やつこそ偉えらい
傷きずを負おうほど やさしくなれる
人ひとを信しんじて 信しんじて貰もらえ
ひとつhitotsu男otokoはha 生iきki抜nuくためにkutameni
腰koshiをかがめてwokagamete 頭atamaをwo下saげてgete
明日asuのno米komeもmo 拾hiroわにゃならぬwanyanaranu
夢yumeのためならnotamenara 他人taninのno目meなどnado
捨suててtete己onoreにni 勝kaたねばならぬtanebanaranu
ひとつhitotsu男otokoはha 泣naいてはならぬitehanaranu
針hariのno山yamaでもdemo 地獄jigokuのno坂sakaもmo
登noboればそこでrebasokode 大ooきくなれるkikunareru
もしもmoshimo泣naくならkunara おo前maeのためにnotameni
尽tsuくすkusu女onnaにni 涙namidaをwo渡wataせse
ひとつおまえはhitotsuomaeha 情nasaけをkewo学manaべbe
偉eraくなるよりkunaruyori 誰dareかのためにkanotameni
こころをくだくkokorowokudaku 奴yatsuこそkoso偉eraいi
傷kizuをwo負oうほどuhodo やさしくなれるyasashikunareru
人hitoをwo信shinじてjite 信shinじてjite貰moraえe