春はるの夜よる 湿しめった風かぜが吹ふいている
絡からまり出だした 公園脇こうえんわきの神経回路しんけいかいろ
生いきている ネコはどこかで鳴ないている
誰だれが壊こわした あの子この神経回路しんけいかいろ
どこか分わからなくて 消きえていくもの
消きえていなくなって
探さがしていた 雲くものうえ
騒さわぎ出だした 感触かんしょくの向むこう
遠とおく 聞きこえる声こえ
さらっていった 夜よるの夢ゆめ
朝あさを待まって 絶たえ間まなく僕ぼくら
笑わらって 背せを伸のばしている
春はるの夜よる 雨あめはとうに上あがっている
絡からまり出だした 誰だれかの体温たいおんも
生いきている カバンの奥おくの感触かんしょくも
わかっているよ あの子この神経回路しんけいかいろ
探さがしていた 雲くものうえ
声こえに出だした 感覚かんかくの向むこう
いつか 聞きこえるまで
さらっていった 夜よるの夢ゆめ
夜よるになって 何日なんにちも過すぎて
世界せかいを 忘わすれていくよ
だけど 時間じかんは過すぎて
眠ねむたくなって 目めを閉とじる僕ぼくら
ブランコが さらって行ゆくよ
この春はるの夜よるが 死しんでくさまを
探さがしていた 雲くものうえ
騒さわぎ出だした 感触かんしょくの向むこう
遠とおく 聞きこえる声こえ
さらっていった 夜よるの夢ゆめ
朝あさを待まって 絶たえ間まなく僕ぼくら
笑わらって 背せを伸のばしているよ
春haruのno夜yoru 湿shimeったtta風kazeがga吹fuいているiteiru
絡karaまりmari出daしたshita 公園脇kouenwakiのno神経回路shinkeikairo
生iきているkiteiru ネコnekoはどこかでhadokokade鳴naいているiteiru
誰dareがga壊kowaしたshita あのano子koのno神経回路shinkeikairo
どこかdokoka分waからなくてkaranakute 消kiえていくものeteikumono
消kiえていなくなってeteinakunatte
探sagaしていたshiteita 雲kumoのうえnoue
騒sawaぎgi出daしたshita 感触kansyokuのno向muこうkou
遠tooくku 聞kiこえるkoeru声koe
さらっていったsaratteitta 夜yoruのno夢yume
朝asaをwo待maってtte 絶taえe間maなくnaku僕bokuらra
笑waraってtte 背seをwo伸noばしているbashiteiru
春haruのno夜yoru 雨ameはとうにhatouni上aがっているgatteiru
絡karaまりmari出daしたshita 誰dareかのkano体温taionもmo
生iきているkiteiru カバンkabanのno奥okuのno感触kansyokuもmo
わかっているよwakatteiruyo あのano子koのno神経回路shinkeikairo
探sagaしていたshiteita 雲kumoのうえnoue
声koeにni出daしたshita 感覚kankakuのno向muこうkou
いつかitsuka 聞kiこえるまでkoerumade
さらっていったsaratteitta 夜yoruのno夢yume
夜yoruになってninatte 何日nannichiもmo過suぎてgite
世界sekaiをwo 忘wasuれていくよreteikuyo
だけどdakedo 時間jikanはha過suぎてgite
眠nemuたくなってtakunatte 目meをwo閉toじるjiru僕bokuらra
ブランコburankoがga さらってsaratte行yuくよkuyo
このkono春haruのno夜yoruがga 死shiんでくさまをndekusamawo
探sagaしていたshiteita 雲kumoのうえnoue
騒sawaぎgi出daしたshita 感触kansyokuのno向muこうkou
遠tooくku 聞kiこえるkoeru声koe
さらっていったsaratteitta 夜yoruのno夢yume
朝asaをwo待maってtte 絶taえe間maなくnaku僕bokuらra
笑waraってtte 背seをwo伸noばしているよbashiteiruyo