警鐘 歌詞 THE BACK HORN ふりがな付

このダイナマイトみたいな悲かなしみを
また高性能こうせいのうな知能ちのうが邪魔じゃまをして
アンドロイドのように全自動ぜんじどうで笑わらうんだ
ちっぽけな宇宙うちゅうの片隅かたすみで

「太陽たいようノ黒点こくてんカラ毒電波どくでんぱガ ヤッテクル」
凶暴きょうぼうなる妄想もうそうに殺ころされるその前まえに

解とき放はなて今いますぐに 制御せいぎょ不能ふのうな感情かんじょうを
降ふり注そそぐこの想おもいは君きみのものだろう
解とき放はなてこの空そらに 制御せいぎょ不能ふのうな感覚かんかくを
まっさらなこの未来みらいは君きみのものだろう

アウストラロピテクスから俺達おれたちもう一度いちど始はじめよう
進化しんかが使命しめいだと思おもい込こむシステムに飲のみ込こまれるその前まえに
細胞さいぼうが死しんだ 細胞さいぼうが一ひとつずつ死しんでゆく
考かんがえ過すぎの罠わなに嵌はまってるネガティブ・コントロール・フリーク

文明ぶんめいが膨張ぼうちょうしたのは安心あんしんという発明はつめいの対価たいか
存在そんざいさえしなかった不安ふあん 漆黒しっこくの闇やみが生うまれてく
森羅万象しんらばんしょうをリスクヘッジしてコントロールする人類じんるいは
第六感だいろっかんさえ失うしなって崩壊ほうかいの軌道きどうに乗のる

「傲慢ごうまんナ権力者けんりょくしゃハ犠牲者ぎせいしゃヲ抹消まっしょうスル」
深遠しんえんなる命題めいだいに心臓しんぞうを差さし出だすよ

鳴なり響ひびけその胸むねに そっと希望きぼうをノックして
誰一人だれひとりまだ知しらない新あたらしい歌うた
何なにもかも煌きらめいて 反射はんしゃしそうな瞬間しゅんかんを
駆かけ抜ぬけてゆく世界せかいは君きみのものだろう

それぞれの夜よるが明あける 痛いたみは抱だいたまま
確たしかめるその鼓動こどうは君きみのものだろう
一ひとつだけ譲ゆずれないものがあるのなら
モノクロの景色けしきが今いま輝かがやくだろう

解とき放はなて今いますぐに 制御せいぎょ不能ふのうな感情かんじょうを
降ふり注そそぐこの想おもいは君きみのものだろう
解とき放はなてこの空そらに 制御せいぎょ不能ふのうな感覚かんかくを
まっさらなこの未来みらいは君きみのものだろう