よみ:かつてやけおちたまち
かつて焼け落ちた町 歌詞
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amazarashi
- 2022.4.13 リリース
- 作詞
- 秋田ひろむ
- 作曲
- 秋田ひろむ
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世界せかい中じゅうどこでも暮くれる ありふれた夕日ゆうひが 特別とくべつになったのは
僕ぼくらの育そだった町まち 知しってしまったから ここはかつて焼やけ落おちた町まち
笑わらえよ 泣なけよ歌うたえよ 言葉ことばは下くだらない 未来みらいには届とどかない
僕ぼくらが頭あたまを抱かかえる 人生じんせいという旅路たびじは帰かえり道みち 死しぬまでの
毛布もうふに包くるまって 静寂せいじゃくの音おとに震ふるえ
花はな芽吹めぶいて森もりが茂しげって 人ひとが増ふえて集落しゅうらくとなって
それを戦火せんかが全部ぜんぶさらって それに泣ないてまた立たち上あがって
人ひとが集つどえばそこが町まちで いい人ひと、悪わるい人ひともはらんで
いがみ合あって 愛あいし合あって それを人ひとは生活せいかつと呼よんで
額ひたいに汗あせ、騙だまし騙だまされ 食くう為ためには友ともも裏切うらぎって
生いきてますか? 生いきてますか? ここはかつて焼やけ落おちた町まち
僕ぼくらが耳みみを澄すませる 海原うなばらには祈いのりが 沈しずんでるかもしれない
僕ぼくらが暮くらしてる土地とち そこには屍しかばねが 埋うまってるかもしれない
歴史れきしは繰くり返かえし 土つちだけがそれを見みている
たかが百ひゃく年ねん生いきぬ癖くせに 生いきる死しぬに悩なやみは尽つきない
喜よろこびの歌うたは未いまだ止やまぬ 悲かなしみの歌うたもまた然しかり
陽ひが昇のぼったらそこが朝あさで 呼よんでもないのに明あけやがって
悩なやんだって 辛つらくたって 朝日あさひの中なか、命いのちたずさえて
人ひとと人ひととが家庭かていになって そこで僕ぼくら産声うぶごえを上あげて
生いきてますか? 生いきてますか? ここはかつて焼やけ落おちた町まち
人ひとが集つどえばそこが町まちで それを戦火せんかが全すべてさらって
青森あおもり空襲くうしゅうで焼やけ野原のはら 瓦礫がれきの中なか、焚たき火びに集つどって
人ひとが集つどえばそこが町まちで 怒いかりも悲かなしみも持もち寄よって
「この子こだけはどうか助たすかって」 それが僕ぼくの親父おやじの親父おやじで
君きみが居いるからここが家いえで 家いえがあるから僕ぼくらの町まちで
生活せいかつして 歳としをとって 朝日あさひの中なか仕事しごとに向むかって
突然とつぜんの悲劇ひげきに泣ないたって 人ひとと人ひととで慰なぐさめあって
生いきてますか? 生いきてますか? ここはかつて焼やけ落おちた町まち
僕ぼくらの町まち
ここが僕ぼくらの町まち
ここが僕ぼくらの町まち
僕ぼくらの育そだった町まち 知しってしまったから ここはかつて焼やけ落おちた町まち
笑わらえよ 泣なけよ歌うたえよ 言葉ことばは下くだらない 未来みらいには届とどかない
僕ぼくらが頭あたまを抱かかえる 人生じんせいという旅路たびじは帰かえり道みち 死しぬまでの
毛布もうふに包くるまって 静寂せいじゃくの音おとに震ふるえ
花はな芽吹めぶいて森もりが茂しげって 人ひとが増ふえて集落しゅうらくとなって
それを戦火せんかが全部ぜんぶさらって それに泣ないてまた立たち上あがって
人ひとが集つどえばそこが町まちで いい人ひと、悪わるい人ひともはらんで
いがみ合あって 愛あいし合あって それを人ひとは生活せいかつと呼よんで
額ひたいに汗あせ、騙だまし騙だまされ 食くう為ためには友ともも裏切うらぎって
生いきてますか? 生いきてますか? ここはかつて焼やけ落おちた町まち
僕ぼくらが耳みみを澄すませる 海原うなばらには祈いのりが 沈しずんでるかもしれない
僕ぼくらが暮くらしてる土地とち そこには屍しかばねが 埋うまってるかもしれない
歴史れきしは繰くり返かえし 土つちだけがそれを見みている
たかが百ひゃく年ねん生いきぬ癖くせに 生いきる死しぬに悩なやみは尽つきない
喜よろこびの歌うたは未いまだ止やまぬ 悲かなしみの歌うたもまた然しかり
陽ひが昇のぼったらそこが朝あさで 呼よんでもないのに明あけやがって
悩なやんだって 辛つらくたって 朝日あさひの中なか、命いのちたずさえて
人ひとと人ひととが家庭かていになって そこで僕ぼくら産声うぶごえを上あげて
生いきてますか? 生いきてますか? ここはかつて焼やけ落おちた町まち
人ひとが集つどえばそこが町まちで それを戦火せんかが全すべてさらって
青森あおもり空襲くうしゅうで焼やけ野原のはら 瓦礫がれきの中なか、焚たき火びに集つどって
人ひとが集つどえばそこが町まちで 怒いかりも悲かなしみも持もち寄よって
「この子こだけはどうか助たすかって」 それが僕ぼくの親父おやじの親父おやじで
君きみが居いるからここが家いえで 家いえがあるから僕ぼくらの町まちで
生活せいかつして 歳としをとって 朝日あさひの中なか仕事しごとに向むかって
突然とつぜんの悲劇ひげきに泣ないたって 人ひとと人ひととで慰なぐさめあって
生いきてますか? 生いきてますか? ここはかつて焼やけ落おちた町まち
僕ぼくらの町まち
ここが僕ぼくらの町まち
ここが僕ぼくらの町まち