ビターな歌声と、辛口な歌詞が魅力。
可愛らしい名前やビジュアルからアイドル系のアーティストを連想する方もいらっしゃるかもしれませんが、彼女は違います。女性らしくも甘すぎない歌声や楽曲は、まさしく「本格派」。
人間の汚い部分を、時に過激な言葉で歌い上げるから驚きます。
そのリアルな歌詞は、思わず「え、私のこと?」と錯覚してしまうほどです。
特に注目して欲しいのが、「◯◯ちゃん」という曲。
メンヘラチックで恋愛体質な女子の気持ちに、「あるある!」なんて盛り上がります。
しかし実はこの曲、「あいみょん」の名付け親である友人をモデルに作られたそう。
曲や歌声だけでなく、行動も割と過激で辛口ですね。(笑)
そんな彼女は、コラボレーション活動も積極的。
クリープハイプの尾崎世界観らや、RADWIMPSとも一緒に楽曲を発表しています。
どんなアーティストとコラボしても映える、ビターな歌声は必聴です!
知らないならこの曲を聞け!心に響く3曲。
愛を伝えたいだとか
メジャーデビュー2ndシングル。
あいみょんの代表曲とも言える曲の一つです。
グルービーな重低音に乗せて、女に振り回される男の気持ちが歌われています。
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健康的な朝だな
こんな時に君の”愛してる”が聞きたいや
揺れるカーテン
少し浮いた前髪も
すべて心地いいさ
≪愛を伝えたいだとか 歌詞より抜粋≫
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冒頭部分はポジティブ風な描写がされていますが……。
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明日は2人で過ごしたいなんて
考えていてもドアは開かないし
だんだんおセンチになるだけだ僕は
愛が何だとか言うわけでもないけど
ただ切ないと言えばキリがないくらいなんだ
もう嫌だ
≪愛を伝えたいだとか 歌詞より抜粋≫
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後半へ進むに連れて、徐々に自暴自棄な気持ちが露呈していますね。(笑)
お花やケーキといった、ありきたサプライズでは君は喜ばない。
それどころか、"完璧な男に興味はない"とまで言われる有様。
「どうしたらいいんだぁぁぁぁあ!」って感じですよね、男性からしたら。
でもこれ、「僕」が女性であるという設定でも聞けると思うんです。
「バラの花」は渡そうとしているものではなく、ご機嫌取りのためにもらったもの。
そんな仮定で改めて聞いてみると、急に女っ気たっぷりの曲になります。
歌い手が女性だからこその面白さですね。
君はロックを聴かない
こちらもあいみょんの代表曲の一つ。
ロック好きな主人公の片想いが歌われた、甘酸っぱいラブソングです。
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僕なりの精一杯
埃まみれドーナツ盤には
あの日の夢が踊る
≪君はロックを聴かない 歌詞より抜粋≫
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ラブソングを聞くと、ふと昔の恋を思い出したりしませんか?
初デートの前に聞いてたなーとか、別れた時はこの曲を聞いたなーなんて。
もしくは、恋をするたびに聞きたくなる曲をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
そんな思い出が詰まったラブソングを、自分のアイデンティティの一つとして好きな人に聞かせたいと願う曲。
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君はロックなんか聴かないと思いながら
少しでも僕に近づいてほしくて
ロックなんか聴かないと思うけれども
僕はこんな歌であんな歌で
恋を乗り越えてきた
≪君はロックを聴かない 歌詞より抜粋≫
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でも、片想い中の人は自分が聞いてきた"ロック"というジャンルを聞かない。でもでも、これが自分を表すものだから聞いてほしい。
……行ったり来たりする気持ちがなんともむず痒い!(笑)
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僕はこんな歌であんな歌で
また胸が痛いんだ
≪君はロックを聴かない 歌詞より抜粋≫
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この部分から察するに、昔から恋のたびに聞く曲があるのでしょう。
曲を通して気持ちを伝えようとする、密かな勇気が微笑ましいですね。
マリーゴールド
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麦わらの帽子の君が
揺れたマリーゴールドに似てる
≪マリーゴールド 歌詞より抜粋≫
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と思ったことをきっかけに作られたという楽曲。
甘さがありながらも、ちょっと切なさや寂しさを感じる歌詞があいみょんならでは。
「え、別れた曲なの?ハッピーエンドを歌っているの?」と、疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれませんね。
真相はわかりませんが、個人的にはハッピーな曲だと思います。
いつまでも離したくないと願うほど、大切な彼女と出会った夏を思うような。
微笑ましいメモリーソングですね。
夏に恋人ができたという方、ぜひ結婚式などで使ってください。(笑)
今後も大活躍すること間違いなし!
以上、あいみょんとおすすめの楽曲についてご紹介いたしました。
平成の終わりに急に姿を表した彼女が、次世代を引っ張るアーティストであることは間違いありません。
今後もたくさんの良曲を生み出してくれることでしょう!
また、CD音源でも十分魅力的な彼女ですが、生の歌声はより魅力的。
夏フェスにも積極的に参加していますから、ぜひ足を運んでみてくださいね!
TEXT ゆとりーな
歌詞の意味を解読!?厳選歌詞コラム3選
■あいみょん「とりあえずアレ下さい」、疲れた心を潤す『今夜このまま』■死生観をテーマにしたあいみょんの楽曲から見えた共通項
■ロックを聴かない君に知って欲しかったこととは? 「君はロックを聴かない/あいみょん」