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スタインバーガーベースとは?有名アーティストも愛するヘッドレスベースの定番を解説 2024年4月

2021年11月10日 #PR

ベースといえば「長いネックに大きめのボディ」がお馴染みですが、その常識を覆したメーカーを知っていますか?

ヘッドのないネックに、お弁当箱のようなコンパクトで四角いボディ。

「スタインバーガー」という言葉を知らなくても、一目見ればピンとくる人は多いのではないでしょうか。

Live編集部
この記事では、スタインバーガーベースを愛したアーティストや、定番モデルを紹介します。

スタインバーガー(Steinberger)ベースとは

スタインバーガー ベース

出典元:http://www.steinberger.com/Steinberger-XT-2-Standard-Outfit-Color-and-Details-Gallery.html

「スタインバーガー」は、元家具デザイナーのネッド・スタインバーガーによって創業された楽器メーカーです

1980年代初頭に多くのメーカーがこぞって新しいモデルの楽器を発表する中、ヘッドレスベースを発表したことが評判を呼び、一躍有名になりました。

「ヘッドレスベース」は、ヘッドが無いことで鳴らした音の共鳴箇所が減り、どこを弾いても一定の音質を実現できるなど、画期的な機能を持っています。

全く別の業界出身のデザイナーだからこその、常識にとらわれない発想が名作を生み出したのでしょう。

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初心者~プロまで幅広く使える

一般的な形のベースはネックが長いので、どうしても「ヘッド落ち」が起こってしまいますが、だからと言ってバランスをとるためにボディを重くすると、演奏者の体に大きな負担がかかってしまいます。

しかし、スタインバーガーはヘッドを無くしたことで「ヘッド落ち」と軽量化のどちらの問題もクリアしたのです

高い演奏性を求めるプロから重さに慣れていない初心者の方まで、幅広いプレイヤーから愛されている理由がわかりますね。

また、スタインバーガーベースは新品でも4万円代から手に入れることができ、挑戦しやすい価格帯も魅力のひとつです。

 

ネック材には特殊素材を使用

ここまでは “ヘッドレス” の側面に着目してきましたが、スタインバーガーベースの特徴・魅力はそれだけではありません。

スタインバーガーベースのネックには、グラファイトとカーボン混合の特殊素材が使われているのです。

これによって、一般的な木製ベースで問題だった「ネックやボディの反り」が解決されました

近年ではさらに進化し、メイプル材をカーボンや樹脂で強化することで価格を抑えることにも成功しています。

 

スタインバーガーベースの名シリーズ

スタインバーガー ベース

ヘッドレス仕様と特殊なネック材によって、ベーシストの長年の悩みを画期的に解決したスタインバーガーのベース。

一度見れば忘れることのできない強烈なインパクトを持っている同メーカーからは、どのようなモデルが発売されているのでしょうか?

ここでは、スタインバーガーベースの名シリーズを2つ紹介します。

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スピリット(Spirit)シリーズ

1980年代の発売当初のデザインや仕様を引き継ぎながらも、高いコストパフォーマンスを実現しているのがスピリットシリーズです。

ボディの色展開も豊富で、レッドやイエローなどのビタミンカラーを多く取り揃えているのも特徴ですね。

ヘッドが無いことで構造上のデッドポイント(音の鳴りが悪い場所)がなくなるので、弦の揺らぎがそのまま反映された素直な音色を楽しむことができます。

ジャンルを選ばず幅広い音楽に合った音を出すことができるので、「色々な楽曲を演奏したい」という方には特におすすめですよ。

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シナプス(Synapse)シリーズ

シナプスシリーズは、エレキベース・エレキギターともに現在のスタインバーガーの定番モデルです。

内部の配線やパーツをより近代的に進化させた使いやすい商品に仕上がっています。

多様な種類のベースモデルが販売されており、なかでも通常アコースティックギターに搭載されることが多く、エアー感のあるアコースティックな響きを実現する「ピエゾピックアップ」を採用しているモデルが特徴的です。

また、4弦ベースだけでなく5弦ベースや左利き用も販売しているので、色々なニーズに応えたお気に入りの1本を見つけることができますよ。

 

スタインバーガーベースを愛したアーティスト

インパクトのある見た目に反して高い機能性を備えた画期的なモデルとして、初心者からプロまで数多くのアーティストに愛されてきたスタインバーガーのベース。

ここからは、スタインバーガーベースを愛した代表的なアーティストを2人紹介します。

楽器にも注目することで、彼らの新たな一面を垣間見ることができるかもしれませんよ

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Sting(スティング)

1978年にデビューして以来、ロックの枠組みにレゲエを融合させ、全世界で7500万枚以上のセールスを誇る伝説のバンド・The Police(ポリス)のボーカルとベースを担当するスティング。

「スタインバーガーベース」や「ヘッドレスベース」と聞けば、真っ先に彼を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

歌を活かしながらも、休符を巧みに用いることで疾走感ある演奏を実現するスティングのプレイスタイルは、色褪せることはありません。

 

Bill Wyman(ビル・ワイマン)

世界中の誰もが知っている偉大なバンド・The Rolling Stones(ローリングストーンズ)の元ベーシスト、ビル・ワイマンも、スタインバーガーベースを愛用していました。

ミック・ジャガーなど他のメンバーと比べると目立たない印象のビルですが、職人気質でグルーヴィーな音色を奏でる彼なしにはローリングストーンズを語ることはできません。

ビル・ワイマンの歯切れよくも堅実な演奏を楽しむなら、ライブバージョンの「Love You Live」がおすすめですよ。

 

スタインバーガーは無駄を削ぎ落とした名ベース!スピリットシリーズは初心者にもおすすめ

スタインバーガーは当時の一般的な “ベース” の常識を覆してヘッドレスベースを発売し、インパクトのあるデザインと高い演奏性によって、多くのアーティストから長年親しまれています。

無駄を削ぎ落とした特徴的なデザインに対して抵抗を感じてしまう人もいるかもしれませんが、機能性やコストパフォーマンスの面から、Spiritシリーズは初心者の方にも自信を持っておすすめできる名ベースです。

ぜひお気に入りの1本を見つけてみてくださいね。

 

この記事のまとめ!

  • スタインバーガーはヘッドレスベースの先駆けを担った名門ブランド
  • 常識破りの「ヘッドレス」や特殊素材はベーシストの長年の悩みを解決
  • スピリットシリーズは初心者にも挑戦しやすい価格

 

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