ついて来くるなと 船ふねが出でる
波なみはちぎれて 渦うずを巻まく
心こころが細ほそる 吐息といきも凍こおる
あなた私わたしの そばにいて
行いかないで 行いかないで
涙なみだが後あとひく 海峡かいきょう挽歌ばんか
まるで蛍ほたるが 舞まうように
ゆれる漁火いさりび 身みに沁しみる
ふたつの命いのち 結むすんだ糸いとを
海うみは引ひき裂さく 引ひき離はなす
返かえしてよ 返かえしてよ
私わたしにあの船ふね 海峡かいきょう挽歌ばんか
声こえをしぼって 啼なく汽笛きてき
聞きけば尚更なおさら 目めが冴さえる
枕まくらの下したに たたんだ夢ゆめを
あなたお願ねがい 消けさないで
抱だきしめて 抱だきしめて
ひとりにしないで 海峡かいきょう挽歌ばんか
ついてtsuite来kuるなとrunato 船funeがga出deるru
波namiはちぎれてhachigirete 渦uzuをwo巻maくku
心kokoroがga細hosoるru 吐息toikiもmo凍kooるru
あなたanata私watashiのno そばにいてsobaniite
行iかないでkanaide 行iかないでkanaide
涙namidaがga後atoひくhiku 海峡kaikyou挽歌banka
まるでmarude蛍hotaruがga 舞maうようにuyouni
ゆれるyureru漁火isaribi 身miにni沁shiみるmiru
ふたつのfutatsuno命inochi 結musuんだnda糸itoをwo
海umiはha引hiきki裂saくku 引hiきki離hanaすsu
返kaeしてよshiteyo 返kaeしてよshiteyo
私watashiにあのniano船fune 海峡kaikyou挽歌banka
声koeをしぼってwoshibotte 啼naくku汽笛kiteki
聞kiけばkeba尚更naosara 目meがga冴saえるeru
枕makuraのno下shitaにni たたんだtatanda夢yumeをwo
あなたおanatao願negaいi 消keさないでsanaide
抱daきしめてkishimete 抱daきしめてkishimete
ひとりにしないでhitorinishinaide 海峡kaikyou挽歌banka