薄明うすあかりに差さす影かげを
崩くずさないように囲かこった
何度なんども揺ゆれて
脆もろく消きえ去さってしまいそうだ
頬ほおに吹ふく風かぜも 空そらの黒くろも
何処どこかでいつも苦くるしく感かんじていた
日々ひびは長ながいようで一瞬いっしゅんだと
この身みに沈しずむ記憶きおくを重かさねていく
誰だれかを約束やくそくで縛しばろうなんて
思おもえるほど 強つよく望のぞめない
臆病おくびょう過すぎるせいだ
優やさしさ振ふり払はらっては
不幸ふこうに浸ひたっている
いつも通どおりがこんなにも難むずかしい
冷ひえた手てをそっと隠かくした
誰だれかを約束やくそくで縛しばろうなんて
思おもえるほど 強つよく望のぞめない
臆病おくびょう過すぎるせいだ
優やさしさ振ふり払はらっては願ねがいを
何処どこへ行いこうとも何なにをしようとも
捕つかまえて繋つなぎ止とめることなんて出来できない
ただ祈いのるように ただ待まつように
忘わすれ去さられたまま立たち尽つくしている
薄明usuaかりにkarini差saすsu影kageをwo
崩kuzuさないようにsanaiyouni囲kakoったtta
何度nandoもmo揺yuれてrete
脆moroくku消kiえe去saってしまいそうだtteshimaisouda
頬hooにni吹fuくku風kazeもmo 空soraのno黒kuroもmo
何処dokoかでいつもkadeitsumo苦kuruしくshiku感kanじていたjiteita
日々hibiはha長nagaいようでiyoude一瞬issyunだとdato
このkono身miにni沈shizuむmu記憶kiokuをwo重kasaねていくneteiku
誰dareかをkawo約束yakusokuでde縛shibaろうなんてrounante
思omoえるほどeruhodo 強tsuyoくku望nozoめないmenai
臆病okubyou過suぎるせいだgiruseida
優yasaしさshisa振fuりri払haraってはtteha
不幸fukouにni浸hitaっているtteiru
いつもitsumo通dooりがこんなにもrigakonnanimo難muzukaしいshii
冷hiえたeta手teをそっとwosotto隠kakuしたshita
誰dareかをkawo約束yakusokuでde縛shibaろうなんてrounante
思omoえるほどeruhodo 強tsuyoくku望nozoめないmenai
臆病okubyou過suぎるせいだgiruseida
優yasaしさshisa振fuりri払haraってはtteha願negaいをiwo
何処dokoへhe行iこうともkoutomo何naniをしようともwoshiyoutomo
捕tsukaまえてmaete繋tsunaぎgi止toめることなんてmerukotonante出来dekiないnai
ただtada祈inoるようにruyouni ただtada待maつようにtsuyouni
忘wasuれre去saられたままraretamama立taちchi尽tsuくしているkushiteiru