結末は日暮れの矛盾 歌詞 眩暈SIREN ふりがな付

少すこし先さきを歩あるく影かげが日没にちぼつに合あわせて伸のびる
狭せまい部屋へやに自責じせきと同居どうきょ
駄目だめさを反芻はんすうしている

遠とおくにいるからこそ酷ひどく思おもえるのも
近ちかくて嫌いやになってしまうのも
全すべてとは言いわないけれど
自分じぶんの身勝手みがってさだと分わかっていた

もっと良よくなれるはずだった
ズレた見通みとおしはもう噛かみ合あわなくなって
当あてにならない道みちは違ちがえてしまった

互たがいに気付きづかない振ふりをして
不確ふたしかに留とどまるくらいなら
今いままさに憎にくみ合あうべきなんだ
歩あゆみ寄よった思おもいも独ひとり善よがりで

握にぎり合あった手ての冷つめたさに
きっとどちらも息いきを飲のんだだろう
今更いまさらなんて言葉ことばすらも
言いえない程ほどに

どれだけの日々ひびをこなそうと
得えるものより失うしなうものの方ほうが
多おおい気きがしていた
距離きょりは遠とおく思おもえる

日ひが隠かくれる間際まぎわの残のこり火びみたいな光ひかりが
もうすぐ消きえてしまうのを
自分じぶんと重かさねている

小ちいさな誤解ごかいを見落みおとしては
少すこしずつ溝みぞは広ひろがっていく

それが人ひとだからなんて言いって
諦あきらめてしまう僕等ぼくらは

色いろんな傷きずに慣なれてしまうから
苦くるしい事ことも当あたり前まえにして
そしていつか
耐たえられなくて

誰だれかを恨うらんでしまう

互たがいに気付きづかない振ふりをして
不確ふたしかに留とどまるくらいなら
今いままさに憎にくみ合あうべきなんて
言いってしまえるような自分じぶんになっていた