潤うるんだ瞳ひとみで見下みおろした
少女しょうじょは丘おかの上うえでひとり
いつかと同おなじ花束はなたばを抱かかえて
遠とおくに昇のぼる太陽たいようが街まちに光ひかりを運はこんでいく
それをひとり眺ながめるのが好すきだった
照てらされていく街並まちなみは色いろを取とり戻もどしていく様ように
生うまれ変かわった一日いちにちを報しらせている
風かぜが吹ふいて 抱かかえていた花束はなたばを落おとしてしまった
もう今いまは涙なみだが溢あふれることもないけど
私わたしは変かわったんだろうか
何なにかを忘わすれたんだろうか 夢ゆめは醒さめない
重かさねて色いろを変かえたって
そこから消きえてはいないんだ
生うまれ変かわっていく
少女しょうじょは丘おかを後あとにして 賑にぎわう人ひとを掻かき分わけ歩あるく
「街まちで囁ささやかれる噂うわさ、聞きいたかい?」
遠とおくに沈しずむ太陽たいようが街まちの光ひかりを奪うばっていく
「"明あけない夜よるがまた近ちかく訪おとずれる"と」
風かぜは止やんで 色いろの減へった 街まちが思おもい出ださせる
生うまれ持もったものもひとりじゃ光ひかれないこと
夜よるの向むこうで朝あさが待まってる
私わたしは変かわっていくんだ
新あたらしい私わたしを知しるんだ 夢ゆめは醒さめない
明あけない夜よると出逢であったって
消きえない光ひかりを辿たどって
夜よるの向むこうへ 生うまれ変かわっていく
潤uruんだnda瞳hitomiでde見下mioろしたroshita
少女syoujoはha丘okaのno上ueでひとりdehitori
いつかとitsukato同onaじji花束hanatabaをwo抱kakaえてete
遠tooくにkuni昇noboるru太陽taiyouがga街machiにni光hikariをwo運hakoんでいくndeiku
それをひとりsorewohitori眺nagaめるのがmerunoga好suきだったkidatta
照teらされていくrasareteiku街並machinaみはmiha色iroをwo取toりri戻modoしていくshiteiku様youにni
生uまれmare変kaわったwatta一日ichinichiをwo報shiraせているseteiru
風kazeがga吹fuいてite 抱kakaえていたeteita花束hanatabaをwo落oとしてしまったtoshiteshimatta
もうmou今imaはha涙namidaがga溢afuれることもないけどrerukotomonaikedo
私watashiはha変kaわったんだろうかwattandarouka
何naniかをkawo忘wasuれたんだろうかretandarouka 夢yumeはha醒saめないmenai
重kasaねてnete色iroをwo変kaえたってetatte
そこからsokokara消kiえてはいないんだetehainainda
生uまれmare変kaわっていくwatteiku
少女syoujoはha丘okaをwo後atoにしてnishite 賑nigiわうwau人hitoをwo掻kaきki分waけke歩aruくku
「街machiでde囁sasayaかれるkareru噂uwasa、聞kiいたかいitakai?」
遠tooくにkuni沈shizuむmu太陽taiyouがga街machiのno光hikariをwo奪ubaっていくtteiku
「"明aけないkenai夜yoruがまたgamata近chikaくku訪otozuれるreru"とto」
風kazeはha止yaんでnde 色iroのno減heったtta 街machiがga思omoいi出daさせるsaseru
生uまれmare持moったものもひとりじゃttamonomohitorija光hikaれないことrenaikoto
夜yoruのno向muこうでkoude朝asaがga待maってるtteru
私watashiはha変kaわっていくんだwatteikunda
新ataraしいshii私watashiをwo知shiるんだrunda 夢yumeはha醒saめないmenai
明aけないkenai夜yoruとto出逢deaったってttatte
消kiえないenai光hikariをwo辿tadoってtte
夜yoruのno向muこうへkouhe 生uまれmare変kaわっていくwatteiku