雲くもから零こぼれた月明つきあかりが
老おいた桜木さくらぎの骨ほねを晒さらす
雪ゆきにも雨あめにもなれぬまま
手ての甲こうでみぞれが息いき絶たえる
始発しはつ列車れっしゃの先端せんたんが
街まちのまぶたをこじ開あける
酒さけの燃もえかすを腹はらに揺ゆらし
前歯まえばの隙間すきまから唾つばを弾はじく
俺おれはいつまで繰くり返かえすのか!
いつまで俺おれを繰くり返かえすのか!!
爪つめを丸まるめたショベルカーが
河川敷かせんじきの隅すみで拗すねている
矢印やじるしに並ならんだ渡わたり鳥どりが
矢印やじるしの方向ほうこうに空そらを割わる
あやふやな足取あしどりは それでも
もうじき橋はしを渡わたり切きる
嫌いやみなまでに澄すんだ風かぜを
頬ほほに閉とじ込こめて弄もてあそぶ
俺おれはいつまで繰くり返かえすのか!
いつまで俺おれを繰くり返かえすのか!!
俺おれはいつまで繰くり返かえすのか!
いつまで俺おれを繰くり返かえすのか!!
これは"はちまんさん"の口くちか肛門こうもんか
ねずみ色いろに褪あせた鳥居とりいをくぐる
ならば俺おれは"はちまんさん"の餌えさか糞くそか
柏手かしわでが虚空こくうにどん詰つまる
雲kumoからkara零koboれたreta月明tsukiaかりがkariga
老oいたita桜木sakuragiのno骨honeをwo晒saraすsu
雪yukiにもnimo雨ameにもなれぬままnimonarenumama
手teのno甲kouでみぞれがdemizorega息iki絶taえるeru
始発shihatsu列車ressyaのno先端sentanがga
街machiのまぶたをこじnomabutawokoji開aけるkeru
酒sakeのno燃moえかすをekasuwo腹haraにni揺yuらしrashi
前歯maebaのno隙間sukimaからkara唾tsubaをwo弾hajiくku
俺oreはいつまでhaitsumade繰kuりri返kaeすのかsunoka!
いつまでitsumade俺oreをwo繰kuりri返kaeすのかsunoka!!
爪tsumeをwo丸maruめたmetaショベルカsyoberukaーがga
河川敷kasenjikiのno隅sumiでde拗suねているneteiru
矢印yajirushiにni並naraんだnda渡wataりri鳥doriがga
矢印yajirushiのno方向houkouにni空soraをwo割waるru
あやふやなayafuyana足取ashidoりはriha それでもsoredemo
もうじきmoujiki橋hashiをwo渡wataりri切kiるru
嫌iyaみなまでにminamadeni澄suんだnda風kazeをwo
頬hohoにni閉toじji込koめてmete弄moteasoぶbu
俺oreはいつまでhaitsumade繰kuりri返kaeすのかsunoka!
いつまでitsumade俺oreをwo繰kuりri返kaeすのかsunoka!!
俺oreはいつまでhaitsumade繰kuりri返kaeすのかsunoka!
いつまでitsumade俺oreをwo繰kuりri返kaeすのかsunoka!!
これはkoreha"はちまんさんhachimansan"のno口kuchiかka肛門koumonかka
ねずみnezumi色iroにni褪aせたseta鳥居toriiをくぐるwokuguru
ならばnaraba俺oreはha"はちまんさんhachimansan"のno餌esaかka糞kusoかka
柏手kashiwadeがga虚空kokuuにどんnidon詰tsuまるmaru