近付ちかづいてくる
足あし音おとがする
後うしろの正面しょうめんは誰だれ?
まんまるの銃口じゅうこうが
こめかみを冷ひやすんだ
心臓しんぞうの位置いちを確認かくにんするとき
ついに奴やつの顔かおを見みた
ドッペルゲンガーは言いった
君きみは僕ぼくで僕ぼくは君きみなんだ
ねえ 代かわってあげる
ほら息いきを吸すって吐はいて
それだけで十分じゅうぶんだよ
怖こわがる心こころ 捨すてていいんだよ
僕ぼくが君きみを 救すくってあげる
入いれ替かわれば
楽らくになるよな
臆病おくびょうな僕ぼくが消きえれば
かんからの脳内のうないが出だすのは
ドーパミンだ
最高さいこう最強さいきょう無音むおんになるとき
僕ぼくは僕ぼくを手放てばなした
本当ほんとうの自分じぶんなんて
好すきになれやしない
好すきになれるわけがない
偽物にせもんの自分じぶんなら
なにも怖こわくはない
僕ぼくじゃないんだし
どん底ぞこで静寂せいじゃくを聴きいてたんだ
急きゅうに上うえから光ひかりが差さしたんだ
その手てが僕ぼくを掴つかんだ
ドッペルゲンガーは言いった
僕ぼくは君きみで君きみは僕ぼくなんだ
いいの? 消きえちゃうんだよ
君きみが第一声だいいっせい鳴ならして
始はじめたストーリーだろう
弱よわみ一ひとつぐらい味あじになるさ
その涙なみだを隠かくさないで
ドッペルゲンガーは言いった
君きみは僕ぼくで僕ぼくは君きみなんだ
いいよ 怯おびえてても
でも息いきを吸すって吐はいて
それだけで生いきてはいけないだろう
なら 重かさなり合あおう
君きみは泣ないて 僕ぼくが笑わらおう
君きみと僕ぼくで
僕ぼくと君きみで
近付chikaduいてくるitekuru
足ashi音otoがするgasuru
後ushiろのrono正面syoumenはha誰dare?
まんまるのmanmaruno銃口juukouがga
こめかみをkomekamiwo冷hiやすんだyasunda
心臓shinzouのno位置ichiをwo確認kakuninするときsurutoki
ついにtsuini奴yatsuのno顔kaoをwo見miたta
ドッペルゲンガdopperugengaーはha言iったtta
君kimiはha僕bokuでde僕bokuはha君kimiなんだnanda
ねえnee 代kaわってあげるwatteageru
ほらhora息ikiをwo吸suってtte吐haいてite
それだけでsoredakede十分juubunだよdayo
怖kowaがるgaru心kokoro 捨suてていいんだよteteiindayo
僕bokuがga君kimiをwo 救sukuってあげるtteageru
入iれre替kaわればwareba
楽rakuになるよなninaruyona
臆病okubyouなna僕bokuがga消kiえればereba
かんからのkankarano脳内nounaiがga出daすのはsunoha
ドdoーパミンpaminだda
最高saikou最強saikyou無音muonになるときninarutoki
僕bokuはha僕bokuをwo手放tebanaしたshita
本当hontouのno自分jibunなんてnante
好suきになれやしないkininareyashinai
好suきになれるわけがないkininareruwakeganai
偽物nisemonのno自分jibunならnara
なにもnanimo怖kowaくはないkuhanai
僕bokuじゃないんだしjanaindashi
どんdon底zokoでde静寂seijakuをwo聴kiいてたんだitetanda
急kyuuにni上ueからkara光hikariがga差saしたんだshitanda
そのsono手teがga僕bokuをwo掴tsukaんだnda
ドッペルゲンガdopperugengaーはha言iったtta
僕bokuはha君kimiでde君kimiはha僕bokuなんだnanda
いいのiino? 消kiえちゃうんだよechaundayo
君kimiがga第一声daiissei鳴naらしてrashite
始hajiめたmetaストsutoーリriーだろうdarou
弱yowaみmi一hitoつぐらいtsugurai味ajiになるさninarusa
そのsono涙namidaをwo隠kakuさないでsanaide
ドッペルゲンガdopperugengaーはha言iったtta
君kimiはha僕bokuでde僕bokuはha君kimiなんだnanda
いいよiiyo 怯obiえててもetetemo
でもdemo息ikiをwo吸suってtte吐haいてite
それだけでsoredakede生iきてはいけないだろうkitehaikenaidarou
ならnara 重kasaなりnari合aおうou
君kimiはha泣naいてite 僕bokuがga笑waraおうou
君kimiとto僕bokuでde
僕bokuとto君kimiでde