暗くらい四畳半よじょうはんの隅すみで同おなじ過あやまちを犯おかし続つづけている
口くちから吐はいた煙けむりの数かずだけ醜みにくい自分じぶんを忘わすれてしまえた
夜よるが今日きょうもこの部屋へやを喰くらい尽つくしてしまうから、幸福こうふくな夢ゆめの世界せかいに逃にげ込こむのさ
真まっ白しろの「ひとがた」が僕ぼくに光ひかりを与あたえた
もう二度にどと手放てばなせないな この痛いたみは
「君きみを殺ころしてしまった今日きょう」でさえも 「明日あすと変かわらない今日きょう」で
僕ぼくは今知いましってしまった どうして僕ぼくが誰だれも愛あいせないでいたのか
桃色ももいろの亡霊ぼうれいが這はいずっている部屋へや 幻聴げんちょうは鼓膜こまくを打うった
死しぬまで解とけない呪のろいに浸つかりきった僕ぼくはもう救すくえないな
暗くらい四畳半よじょうはんの隅すみで同おなじ過あやまちを犯おかし続つづけている
煙けむりを吸すって見みる夢ゆめの中なかでは 明日あすの不安ふあんさえもなくなった
いつか僕ぼくはこの部屋へやで孤独こどくを抱だいて消きえるから、せめて今いまだけ未来みらいを忘わすれたいのさ
真まっ白しろの「ひとがた」が僕ぼくに与あたえた光ひかりを もう二度にどと手放てばなさない 終おわりの時ときまで
「君きみを殺ころしてしまった今日きょう」でさえも 肉体にくたいの糧かてになって
たった今知いましってしまった どうして僕ぼくの眼球がんきゅうは濁にごっているのか
桃色ももいろの亡霊ぼうれいが這はいずっている部屋へや 全身ぜんしんが海うみになっていく
死しぬまで解とけない呪のろいが凡庸ぼんような僕ぼくに救すくいを与あたえるんだ
水銀すいぎんで満みちた浴槽よくそう、浸つかってしまった僕ぼくの軽忽きょうこつさを
そう、誰だれも彼かれもが笑わらっている
抜ぬけ出だせないんだ ずっと
この人生じんせいはもうお終しまいにしよう
僕ぼくが僕ぼくを許ゆるしてしまう前まえにさ
巨大きょだいな不安ふあんが黒くろいカーテンのように目めの前まえを遮さえぎっている
どこかで狂くるってしまった僕ぼくの生せいは、あまりに稚拙ちせつな悲劇ひげきだ
今頃天井いまごろてんじょうで笑わらっているだろう この人形にんぎょうの終幕しゅうまくを
死しぬまで解とけない呪のろいを、ここで今終いまおわらせてしまおうか
暗kuraいi四畳半yojouhanのno隅sumiでde同onaじji過ayamaちをchiwo犯okaしshi続tsuduけているketeiru
口kuchiからkara吐haいたita煙kemuriのno数kazuだけdake醜minikuいi自分jibunをwo忘wasuれてしまえたreteshimaeta
夜yoruがga今日kyouもこのmokono部屋heyaをwo喰kuらいrai尽tsuくしてしまうからkushiteshimaukara、幸福koufukuなna夢yumeのno世界sekaiにni逃niげge込koむのさmunosa
真maっxtu白shiroのno「ひとがたhitogata」がga僕bokuにni光hikariをwo与ataえたeta
もうmou二度nidoとto手放tebanaせないなsenaina このkono痛itaみはmiha
「君kimiをwo殺koroしてしまったshiteshimatta今日kyou」でさえもdesaemo 「明日asuとto変kaわらないwaranai今日kyou」でde
僕bokuはha今知imashiってしまったtteshimatta どうしてdoushite僕bokuがga誰dareもmo愛aiせないでいたのかsenaideitanoka
桃色momoiroのno亡霊boureiがga這haいずっているizutteiru部屋heya 幻聴genchouはha鼓膜komakuをwo打uったtta
死shiぬまでnumade解toけないkenai呪noroいにini浸tsuかりきったkarikitta僕bokuはもうhamou救sukuえないなenaina
暗kuraいi四畳半yojouhanのno隅sumiでde同onaじji過ayamaちをchiwo犯okaしshi続tsuduけているketeiru
煙kemuriをwo吸suってtte見miるru夢yumeのno中nakaではdeha 明日asuのno不安fuanさえもなくなったsaemonakunatta
いつかitsuka僕bokuはこのhakono部屋heyaでde孤独kodokuをwo抱daいてite消kiえるからerukara、せめてsemete今imaだけdake未来miraiをwo忘wasuれたいのさretainosa
真maっxtu白shiroのno「ひとがたhitogata」がga僕bokuにni与ataえたeta光hikariをwo もうmou二度nidoとto手放tebanaさないsanai 終oわりのwarino時tokiまでmade
「君kimiをwo殺koroしてしまったshiteshimatta今日kyou」でさえもdesaemo 肉体nikutaiのno糧kateになってninatte
たったtatta今知imashiってしまったtteshimatta どうしてdoushite僕bokuのno眼球gankyuuはha濁nigoっているのかtteirunoka
桃色momoiroのno亡霊boureiがga這haいずっているizutteiru部屋heya 全身zenshinがga海umiになっていくninatteiku
死shiぬまでnumade解toけないkenai呪noroいがiga凡庸bonyouなna僕bokuにni救sukuいをiwo与ataえるんだerunda
水銀suiginでde満miちたchita浴槽yokusou、浸tsuかってしまったkatteshimatta僕bokuのno軽忽kyoukotsuさをsawo
そうsou、誰dareもmo彼kareもがmoga笑waraっているtteiru
抜nuけke出daせないんだsenainda ずっとzutto
このkono人生jinseiはもうおhamouo終shimaいにしようinishiyou
僕bokuがga僕bokuをwo許yuruしてしまうshiteshimau前maeにさnisa
巨大kyodaiなna不安fuanがga黒kuroいiカkaーテンtenのようにnoyouni目meのno前maeをwo遮saegiっているtteiru
どこかでdokokade狂kuruってしまったtteshimatta僕bokuのno生seiはha、あまりにamarini稚拙chisetsuなna悲劇higekiだda
今頃天井imagorotenjouでde笑waraっているだろうtteirudarou このkono人形ningyouのno終幕syuumakuをwo
死shiぬまでnumade解toけないkenai呪noroいをiwo、ここでkokode今終imaoわらせてしまおうかwaraseteshimaouka