僕と自由と 歌詞 森山直太朗 ふりがな付

僕ぼくと自由じゆうとギターと雪割草ゆきわりそうと
君きみと小鳥ことりと平和へいわと富士額ふじびたい
風かぜは南みなみから吹ふき抜ぬけてゆく
頬ほお染そめる日暮ひぐれ

夢ゆめと希望きぼうと国家こっかと駆かけ込こみ乗車じょうしゃ
愛あいと地球ちきゅうと思想しそうとものもらい
花ばなは雨あめに濡ぬれ何なにを思おもう
首くびを傾かしげながら

君きみが笑わらってくれたから
見飽みあきた景色けしきが些いささか愛いとおしく思おもえた

永遠えいえんと宇宙うちゅうとフォークと学生がくせい闘争とうそう
趣味しゅみと特技とくぎとバイトと選挙せんきょカー
過去かこは未来みらいから流ながれてくる
波なみ、咽むせび泣なく岸辺きしべ

海うみと故郷こきょうとオイルとマッコウクジラ
空そらと大地だいちと軍事ぐんじと粉こなミルク
ママは今日きょうもまだ帰かえって来きない
ねぇ、何処どこにいるの?

もしもあの日ひに帰かえれるなら
その腕うでに抱だかれ人知ひとしれず眠ねむっていたい

君きみはだんまり溜ため息いき窓まど開あけて
沈しずむ夕陽ゆうひ見みてた

今日きょうと昨日きのうと歴史れきしと北方領土ほっぽうりょうど
今いまと時間じかんと銀河ぎんがと原子力げんしりょく
猫ねこはベランダで眠ねむっている
背中せなかを丸まるませながら

金かねと政治せいじと運河うんがと安全あんぜん保障ほしょう
株かぶと為替かわせとローンと流行はやり風邪かぜ
奴やつは初はじめから全すべて分わかっていた
弱者じゃくしゃを憐あわれむフリして

友ともと出会であいと別わかれと迷惑めいわくメール
テロと神話しんわと融和ゆうわと核兵器かくへいき
それは予あらかじめ仕組しくまれていた
寂さびれた騙だまし絵えみたいに

都市としと地震じしんと医療いりょうと感染症かんせんしょうと
汗あせと涙なみだとメディアと巨大きょだい雲くも
神かみは兼かねてから案あんじていた
この世よの終おわりを

もっと上手じょうずに歌うたえたら
今いまより素敵すてきな世界せかいへ連つれて行いけるのに

僕ぼくはぼんやり河原かわらに腰掛こしかけて
ぬるいコーヒー飲のんだ