君きみの手荷物てにもつは 小ちいさな包つつみがふたつ
少すこし猫背ねこぜに 列車れっしゃのタラップを降おりて来くる
驚おどろいた顔かおで 僕ぼくを見みつめてる君きみは
夕ゆうべ一晩ひとばん 泣なき続つづけていた そんな目めをしてる
故郷こきょう訛なまりの アナウンスが今いま
ホームを包つつみ込こんで
都会とかいでのことは 誰だれも知しらないよ
話はなす事こともいらない
驛えき舎しゃに降おり立たてば それですべてを
忘わすれられたらいいね
重おもすぎるはずの 君きみの手荷物てにもつをとれば
身みじろぎもせず ただ涙なみだをこぼすだけ
ざわめきの中なかで ふたりだけ息いきを止とめてる
口くちを開あけば 苦くるしみが全すべて 嘘うそに戻もどるようで
季節きせつの間あいだではぐれた小鳥ことりが
時計とけいをかすめて飛とぶ
泣なきはらした目めが 帰かえってきたことが
君きみをもう許ゆるしてる
驛えき舎しゃを出でる迄までに 懐なつかしい言葉ことばを
思おもい出だせたらいいね
改札口かいさつぐちを抜ぬけたならもう
故郷こきょうは春はるだから
君kimiのno手荷物tenimotsuはha 小chiiさなsana包tsutsuみがふたつmigafutatsu
少sukoしshi猫背nekozeにni 列車ressyaのnoタラップtarappuをwo降oりてrite来kuるru
驚odoroいたita顔kaoでde 僕bokuをwo見miつめてるtsumeteru君kimiはha
夕yuuべbe一晩hitoban 泣naきki続tsuduけていたketeita そんなsonna目meをしてるwoshiteru
故郷kokyou訛namaりのrino アナウンスanaunsuがga今ima
ホhoームmuをwo包tsutsuみmi込koんでnde
都会tokaiでのことはdenokotoha 誰dareもmo知shiらないよranaiyo
話hanaすsu事kotoもいらないmoiranai
驛eki舎syaにni降oりri立taてばteba それですべてをsoredesubetewo
忘wasuれられたらいいねreraretaraiine
重omoすぎるはずのsugiruhazuno 君kimiのno手荷物tenimotsuをとればwotoreba
身miじろぎもせずjirogimosezu ただtada涙namidaをこぼすだけwokobosudake
ざわめきのzawamekino中nakaでde ふたりだけfutaridake息ikiをwo止toめてるmeteru
口kuchiをwo開aけばkeba 苦kuruしみがshimiga全subeてte 嘘usoにni戻modoるようでruyoude
季節kisetsuのno間aidaではぐれたdehagureta小鳥kotoriがga
時計tokeiをかすめてwokasumete飛toぶbu
泣naきはらしたkiharashita目meがga 帰kaeってきたことがttekitakotoga
君kimiをもうwomou許yuruしてるshiteru
驛eki舎syaをwo出deるru迄madeにni 懐natsuかしいkashii言葉kotobaをwo
思omoいi出daせたらいいねsetaraiine
改札口kaisatsuguchiをwo抜nuけたならもうketanaramou
故郷kokyouはha春haruだからdakara