あなたの便たよりが峠とうげを越こえて
私わたしのお家うちに届とどく頃ころ
南風みなみかぜ吹ふいて稲穂いなほがそよぎ
あなたの里さとは黄金おうごんに染そまる
川かわのほとりには水車すいしゃがひとつ
静しずかに時ときを刻きざんでます
野苺のいちご色いろした夕陽ゆうひの中なかに
荷馬車にばしゃの影絵かげえが浮うかんでいます
仔牛こうしが生うまれた事ことの他ほかには
なんにも変かわりはないけれど
あなたを待まつ日々ひびのたわむれにと
私わたしは編あみ物もの覚おぼえました
あなたのanatano便tayoりがriga峠tougeをwo越koえてete
私watashiのおnoo家uchiにni届todoくku頃koro
南風minamikaze吹fuいてite稲穂inahoがそよぎgasoyogi
あなたのanatano里satoはha黄金ougonにni染soまるmaru
川kawaのほとりにはnohotoriniha水車suisyaがひとつgahitotsu
静shizuかにkani時tokiをwo刻kizaんでますndemasu
野苺noichigo色iroしたshita夕陽yuuhiのno中nakaにni
荷馬車nibasyaのno影絵kageeがga浮uかんでいますkandeimasu
仔牛koushiがga生uまれたmareta事kotoのno他hokaにはniha
なんにもnannimo変kaわりはないけれどwarihanaikeredo
あなたをanatawo待maつtsu日々hibiのたわむれにとnotawamurenito
私watashiはha編aみmi物mono覚oboえましたemashita