よみ:しゅらのごとく
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人ひとは何故なぜ 男おとこと女おんなに 分わかれてしまったのだろう
あらゆる哀かなしみが そこから始はじまるのに
たとえば愛あいだけでは 生いきてはゆけないけれど
もしも愛あいなしでは とても 生いきられない
次つぎに男おとこに 生うまれたならば
修羅しゅらの如ごとく 激はげしく生いきるだろう
日ひが沈しずみ また昇のぼるように 生命いのちくりかえし
子供こどものような瞳ひとみで眠ねむるだろう
次つぎに女おんなに 生うまれたならば
母ははの如ごとく 強つよく生いきるだろう
悲かなしみを悲かなしみとして 受うけ止とめながら
疲つかれた修羅しゅらを 抱だいて眠ねむるだろう
人ひとは何故なぜ 光ひかりと影かげに 分わかれてしまったのだろう
あらゆる憎にくしみが そこから生うまれるのに
たとえば雨あめのなかで 日差ひざしに憧あこがれても
やがて日差ひざしのなかで 雨あめを恋こいしがるだろう
次つぎに女おんなに 生うまれたならば
天女てんにょの如ごとく 柔やわらかく生いきるだろう
喜よろこびを喜よろこびとして 受うけ止とめながら
悲かなしい修羅しゅらを 愛あいして生いきるだろう
次つぎに男おとこに 生うまれたならば
修羅しゅらの如ごとく 激はげしく生いきるだろう
寄よせては返かえす 波なみのように 生命いのちくりかえし
愛いとしい人ひとを 守まもって生いきるだろう
寄よせては返かえす 波なみのように 生命いのちくりかえし
愛いとしい人ひとを 守まもって生いきるだろう
あらゆる哀かなしみが そこから始はじまるのに
たとえば愛あいだけでは 生いきてはゆけないけれど
もしも愛あいなしでは とても 生いきられない
次つぎに男おとこに 生うまれたならば
修羅しゅらの如ごとく 激はげしく生いきるだろう
日ひが沈しずみ また昇のぼるように 生命いのちくりかえし
子供こどものような瞳ひとみで眠ねむるだろう
次つぎに女おんなに 生うまれたならば
母ははの如ごとく 強つよく生いきるだろう
悲かなしみを悲かなしみとして 受うけ止とめながら
疲つかれた修羅しゅらを 抱だいて眠ねむるだろう
人ひとは何故なぜ 光ひかりと影かげに 分わかれてしまったのだろう
あらゆる憎にくしみが そこから生うまれるのに
たとえば雨あめのなかで 日差ひざしに憧あこがれても
やがて日差ひざしのなかで 雨あめを恋こいしがるだろう
次つぎに女おんなに 生うまれたならば
天女てんにょの如ごとく 柔やわらかく生いきるだろう
喜よろこびを喜よろこびとして 受うけ止とめながら
悲かなしい修羅しゅらを 愛あいして生いきるだろう
次つぎに男おとこに 生うまれたならば
修羅しゅらの如ごとく 激はげしく生いきるだろう
寄よせては返かえす 波なみのように 生命いのちくりかえし
愛いとしい人ひとを 守まもって生いきるだろう
寄よせては返かえす 波なみのように 生命いのちくりかえし
愛いとしい人ひとを 守まもって生いきるだろう