はじめは小ちいさな雲くもだった
それが少すこしずつ拡ひろがって
やがて大空おおぞらを埋うめ尽つくして いま春はるの嵐あらし
嘘うそなら嘘うそで許ゆるせる
つかねばならない時ときもある
誰だれかを傷きずつけたにしても
知しらずにだったら仕方しかたもない
悲かなしいのはお前まえの胸むね
悲かなしい人達ひとたちみたいに
薄うすい愛あいで重かさね着ぎして
心こころは凍こごえてるのに
稲妻いなずまが空そらを切きり裂さけば
黒雲こくうんは胸むねを圧おしつぶせ
季節きせつよ果はてろ 時ときよ流ながれろ 心こころ吹ふきとばせ
自分じぶんさえもだまして生いきられる
おまえの心こころがわからない
女おんなが女おんなでなくなれば
男おとこは男おとこでいられない
例たとえるなら女おんなは枝えだ
例たとえるなら男おとこは花はな
おまえは美うつくしく枯かれてゆけ
僕ぼくは美うつくしく散ちってゆく
はじめはhajimeha小chiiさなsana雲kumoだったdatta
それがsorega少sukoしずつshizutsu拡hiroがってgatte
やがてyagate大空oozoraをwo埋uめme尽tsuくしてkushite いまima春haruのno嵐arashi
嘘usoならnara嘘usoでde許yuruせるseru
つかねばならないtsukanebanaranai時tokiもあるmoaru
誰dareかをkawo傷kizuつけたにしてもtsuketanishitemo
知shiらずにだったらrazunidattara仕方shikataもないmonai
悲kanaしいのはおshiinohao前maeのno胸mune
悲kanaしいshii人達hitotachiみたいにmitaini
薄usuいi愛aiでde重kasaねne着giしてshite
心kokoroはha凍kogoえてるのにeterunoni
稲妻inazumaがga空soraをwo切kiりri裂saけばkeba
黒雲kokuunはha胸muneをwo圧oしつぶせshitsubuse
季節kisetsuよyo果haてろtero 時tokiよyo流nagaれろrero 心kokoro吹fuきとばせkitobase
自分jibunさえもだましてsaemodamashite生iきられるkirareru
おまえのomaeno心kokoroがわからないgawakaranai
女onnaがga女onnaでなくなればdenakunareba
男otokoはha男otokoでいられないdeirarenai
例tatoえるならerunara女onnaはha枝eda
例tatoえるならerunara男otokoはha花hana
おまえはomaeha美utsukuしくshiku枯kaれてゆけreteyuke
僕bokuはha美utsukuしくshiku散chiってゆくtteyuku