最期の夢 歌詞 さだまさし ふりがな付

めくるめく恋こいに夢中むちゅうだったあの頃ころ
生いきることで必死ひっしだったそんな頃ころ
悲かなしくて恥はずかしい日々ひびも
いつかゆるやかに黄昏たそがれてゆく

人ひとは過去かこを哀かなしむべきなのだろうか
それとも忘わすれ去さるべきなのだろうか
しあわせや不幸ふしあわせなんて
自分じぶんで決きめたら良よいものなのに

やがて時ときが来きて もしも
この人生じんせいの最期さいごに
たった一ひとつだけ望のぞみの
夢ゆめを見みさせてくれるというなら

私わたしはどんな夢ゆめが見みたいと
願ねがうのだろうか
もしもその夢ゆめで私わたしの生いきた
意味いみが解わかるとしたら

本当ほんとうに大事だいじなものは目めに見みえないから
大切たいせつな人ひとも失うしなってから気きづくもの
甘あまくて美うつくしい季節きせつが
気きづいたら過すぎ去さっているように

やがて時ときが来きて もしも
この人生じんせいの最期さいごに
たった一ひとつだけ過あやまちを
償つぐなわせてくれるというなら

私わたしはなにを償つぐないたいと
願ねがうのだろうか
もしもその事ことで誰だれかの心こころが
救すくわれるとしたら

やがて時ときが来きて もしも
この人生じんせいの最期さいごに
たった一ひとつだけ望のぞみの
夢ゆめを見みさせてくれるというなら

あなたの夢ゆめが見みたいと思おもう
きっとあなたに会あいたいと思おもう

あなたの夢ゆめが見みたいと思おもう
きっとあなたに会あいたいと思おもう