雲くもが雨あめを呼よんで 雷かみなりまでも落おとした
震ふるえる 冷つめたい指ゆび 怯おびえる心こころと一緒いっしょに
雨あめが虹にじを呼よんで 雲間くもまに光ひかりが差さしたら
この目めは 汚よごれた街まちも 綺麗きれいに見みせるかな
このまま濡ぬれていれば きっと風邪かぜはひくだろうな
それでも待まってみたい 怯おびえる心こころと一緒いっしょに
虹にじが君きみも呼よんで「馬鹿ばかだね」って笑わらったら
それだけで満みたされそうだな
寂さびしさが この街まちを呑のんで 雨あめが降ふる街まちで
僕ぼくは ただ 怯おびえて 一人ひとりだった
心こころが建たてた街まちは 雨あめが満みたしていて
滲にじんだ空そらは きらめいていた
それには 気きづけなかった
雲くもが流ながれたって 暗くらいままの街まちの中なか
いつから雨あめだっけな いつかは止やむのだろうか
心こころの外そとに居いる 君きみを想おもって 彷徨さまよった
それでもこの目めは街まちを 綺麗きれいに見みせるだろうか
僕ぼくが 見みている風景ふうけいは 君きみの心こころに映うつらない
僕ぼくが 知しっている苦くるしみは 君きみの心こころじゃ解わからない
同おなじように 君きみの声こえも ぼんやりとしか聞きこえなかった
それでも耳みみを澄すましていたんだ
君きみの街まちもきっと 雨あめは降ふっていた
上手うまい具合ぐあいに寄より添そって 稀まれに虹にじを見みた
この雨あめの中なか できるだけ笑わらいながら
たまに見みえる きらめきを 掴つかんで
この街まちの中なか 心こころの街まちの中なか
あらゆる苦くるしみと 踊おどるしかないと知しって
微かすかに見みえていた ぼやけた光ひかりが
瞼まぶたの裏うらで見みる 温ぬくもりみたいで
それを望のぞんでいたんだ
雲kumoがga雨ameをwo呼yoんでnde 雷kaminariまでもmademo落oとしたtoshita
震furuえるeru 冷tsumeたいtai指yubi 怯obiえるeru心kokoroとto一緒issyoにni
雨ameがga虹nijiをwo呼yoんでnde 雲間kumomaにni光hikariがga差saしたらshitara
このkono目meはha 汚yogoれたreta街machiもmo 綺麗kireiにni見miせるかなserukana
このままkonomama濡nuれていればreteireba きっとkitto風邪kazeはひくだろうなhahikudarouna
それでもsoredemo待maってみたいttemitai 怯obiえるeru心kokoroとto一緒issyoにni
虹nijiがga君kimiもmo呼yoんでnde「馬鹿bakaだねdane」ってtte笑waraったらttara
それだけでsoredakede満miたされそうだなtasaresoudana
寂sabiしさがshisaga このkono街machiをwo呑noんでnde 雨ameがga降fuるru街machiでde
僕bokuはha ただtada 怯obiえてete 一人hitoriだったdatta
心kokoroがga建taてたteta街machiはha 雨ameがga満miたしていてtashiteite
滲nijiんだnda空soraはha きらめいていたkirameiteita
それにはsoreniha 気kiづけなかったdukenakatta
雲kumoがga流nagaれたってretatte 暗kuraいままのimamano街machiのno中naka
いつからitsukara雨ameだっけなdakkena いつかはitsukaha止yaむのだろうかmunodarouka
心kokoroのno外sotoにni居iるru 君kimiをwo想omoってtte 彷徨samayoったtta
それでもこのsoredemokono目meはha街machiをwo 綺麗kireiにni見miせるだろうかserudarouka
僕bokuがga 見miているteiru風景fuukeiはha 君kimiのno心kokoroにni映utsuらないranai
僕bokuがga 知shiっているtteiru苦kuruしみはshimiha 君kimiのno心kokoroじゃja解wakaらないranai
同onaじようにjiyouni 君kimiのno声koeもmo ぼんやりとしかbonyaritoshika聞kiこえなかったkoenakatta
それでもsoredemo耳mimiをwo澄suましていたんだmashiteitanda
君kimiのno街machiもきっとmokitto 雨ameはha降fuっていたtteita
上手umaいi具合guaiにni寄yoりri添soってtte 稀mareにni虹nijiをwo見miたta
このkono雨ameのno中naka できるだけdekirudake笑waraいながらinagara
たまにtamani見miえるeru きらめきをkiramekiwo 掴tsukaんでnde
このkono街machiのno中naka 心kokoroのno街machiのno中naka
あらゆるarayuru苦kuruしみとshimito 踊odoるしかないとrushikanaito知shiってtte
微kasuかにkani見miえていたeteita ぼやけたboyaketa光hikariがga
瞼mabutaのno裏uraでde見miるru 温nukuもりみたいでmorimitaide
それをsorewo望nozoんでいたんだndeitanda