テレサ・テン

台湾出身の歌手である。彼女がまだ16歳だった当時、シンガポールやマレーシア、香港で女優・歌手としても人気だったテレサテン。そして彼女が20歳になった1973年に舟木稔というレコード会社の社長が説得し彼が務めていた【日本ポリドール】と契約する。

そして翌年に【今夜かしら明日かしら】で日本デビューを果たすが売れ行きは良くなかった。

二作目には演歌へ曲調を路線変更し【空港】をリリース。この曲が大ヒットし同年の日本レコード大賞で新人賞を獲得した。しかし1979年に旅券法違反で国外退去を受ける。その後、一年間は日本からの国外退去処分を受けることになったが舟木はアメリカに彼女を渡らせた。

1984年に再び日本へ再来日の許可がおり、【つぐない】で再びデビューを果たした。日本有線大賞を受賞し、翌年には【愛人】も大ヒットとなった。またその翌年には【時の流れに身をまかせ】をリリースし200万枚を売る大ヒットとなった。この三曲だけで500万枚近く売り上げ、日本有線大賞と全日本有線放送大賞、東西有線大賞を三年連続で大賞・グランプリを受賞した。

1992年頃から喘息が悪化し、体調も優れない日々が続いた。そのため日本に来る回数も減り1995年にはタイのホテルにて気管支喘息の発作で亡くなった。まだ42歳という若さであった。彼女は日本語では約260曲、中国語では1000曲以上もの音楽をリリースした。