よみ:どくはく
独白 歌詞
-
amazarashi
- 2020.3.11 リリース
- 作詞
- 秋田ひろむ
- 作曲
- 秋田ひろむ
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私わたしが私わたしを語かたるほどに 私わたしから遠とおく離はなれてしまうのは何故なぜでしょうか?
身みを投なげた漆黒しっこくの太陽たいようが 遺言ゆいごんのごとく焼やき付つけたひと夏なつの影絵かげえは
トイレの汚物おぶつ入いれの中なかで真まっ赤かに滲にじんで泣なきじゃくるばかりです
殴なぐられた痣あざはすぐ消きえてしまった いっそ消きえずに一生いっしょう残のこればよかった
誰だれかを憎にくむ理由りゆうをこの身体からだに誇示こじして 全すべてを切きり裂さく免罪符めんざいふとなれ
物心ものごころついた私わたしは白痴はくちでキチガイで あなたがそう呼よぶからそれにふさわしい人間にんげんになった
「どこにでもいる真面目まじめな子こでした」「まさかあの子こが」
世間せけん様さまの暇ひまつぶしに辱はずかしめられた自尊じそんが
良よからぬ企たくらみを身みごもるのも必然ひつぜんで 言葉ことばを殺ころした あれが死しに損そこないの言葉ことばゾンビ
『言葉ことばを殺ころした』という言葉ことばだけが残のこった 途方とほうに暮くれた十五じゅうご歳さいの夏なつ
流ながれていった涙なみだや後悔こうかいの時間じかんに 今更いまさらしがみつくほどの未練みれんは持もち合あわせず
過去かこの痛いたみが全すべて報むくわれたわけじゃない 私わたしの痛いたみは君きみの失望しつぼうにこそ芽吹めぶく
この物語ものがたりはフィクションであり、実在じつざいする事件じけん、団体だんたい、人物じんぶつとの
いかなる類似るいじも必然ひつぜんの一致いっちだ だが現実げんじつの方ほうがよっぽど無慈悲むじひだ
ひぐらしの声こえ 夕涼ゆうすずみ 恋占こいうらないはフルスモークのハイエースに連つれ去さられた
精霊せいれいは事件性じけんせいにも宿やどるか 底そこなし沼ぬまの水面みなもにたかる虻あぶ達たちの祈いのりか 被虐ひぎゃく者しゃの呪のろいか
愛あいされなかった分ぶんや 報むくわれなかった分ぶんや 人ひとそれぞれの身体からだに空あいた無数むすうの穴あなぼこ
埋うめ合あわせる為ために犠牲ぎせいになった何なにかが 差さし詰ずめ生涯しょうがい悔くやむことになる、むごたらしい致命傷ちめいしょう
通とおり魔まや殉教者じゅんきょうしゃや死しにたがりの志願者しがんしゃ 結局けっきょくのところ誰だれもが未来みらいの加害者かがいしゃ
「まさかあの子こが」と口走くちばしる前まえに顧かえりみる 私わたしの過去かこの痛いたみはあの子この為ためにこそ使つかう
「言葉ことばにならない」気持きもちは言葉ことばにするべきだ 「例たとえようのない」その状況じょうきょうこそ例たとえるべきだ
「言葉ことばもない」という言葉ことばが何なにを伝つたえてんのか 君きみ自身じしんの言葉ことばで自身じしんを定義ていぎするんだ
流ながれていった涙なみだや後悔こうかいの時間じかんに 今更いまさらしがみつくほどの未練みれんは持もち合あわせず
過去かこの痛いたみが全すべて報むくわれたわけじゃない 私わたしの痛いたみは君きみの失望しつぼうにこそ芽吹めぶく
この物語ものがたりはフィクションであり、実在じつざいする事件じけん、団体だんたい、人物じんぶつとの
いかなる類似るいじも必然ひつぜんの一致いっちだ だが現実げんじつの方ほうがよっぽど無慈悲むじひだ
音楽おんがくや小説しょうせつ 映画えいがとか漫画まんが テレビ ラジオ インターネット 母ははが赤あかん坊ぼうに語かたる言葉ことば
友人ゆうじんとの会話かいわ 傷きずつけられた言葉ことば 嬉うれしくて嬉うれしくてたまらなかった言葉ことば
喜よろこび 悲かなしみ 怒おこりだとか憎にくしみ かつての絶望ぜつぼうが残のこす死しぬまで消きえない染しみ
それが綺麗きれいな思おもい出でまで浸食しんしょくして汚よごすから 思おもい出でも言葉ことばも消きえてしまえばいいと思おもった
言葉ことばは積つみ重かさなる 人間にんげんを形作かたちづくる 私わたしが私わたし自身じしんを説とき伏ふせてきたように
一行いちぎょうでは無理むりでも十万じゅうまん行ぎょうならどうか
一いち日にちでは無理むりでも十じゅう年ねんを経へたならどうか
奪うばわれた言葉ことばが やむにやまれぬ言葉ことばが
私わたし自身じしんが手てを下くだし息いき絶たえた言葉ことばが
この先さきの行ゆく末すえを決定けっていづけるとするなら
その言葉ことばを 再ふたたび私わたしたちの手ての中なかに
奪うばわれた言葉ことばが やむにやまれぬ言葉ことばが
私わたし自身じしんが手てを下くだし息いき絶たえた言葉ことばが
この先さきの行ゆく末すえを決定けっていづけるとするなら
その言葉ことばを 再ふたたび私わたしたちの手ての中なかに
再ふたたび私わたしたちの手ての中なかに
今いま再ふたたび 私わたしたちの手ての中なかに
言葉ことばを取とり戻もどせ
身みを投なげた漆黒しっこくの太陽たいようが 遺言ゆいごんのごとく焼やき付つけたひと夏なつの影絵かげえは
トイレの汚物おぶつ入いれの中なかで真まっ赤かに滲にじんで泣なきじゃくるばかりです
殴なぐられた痣あざはすぐ消きえてしまった いっそ消きえずに一生いっしょう残のこればよかった
誰だれかを憎にくむ理由りゆうをこの身体からだに誇示こじして 全すべてを切きり裂さく免罪符めんざいふとなれ
物心ものごころついた私わたしは白痴はくちでキチガイで あなたがそう呼よぶからそれにふさわしい人間にんげんになった
「どこにでもいる真面目まじめな子こでした」「まさかあの子こが」
世間せけん様さまの暇ひまつぶしに辱はずかしめられた自尊じそんが
良よからぬ企たくらみを身みごもるのも必然ひつぜんで 言葉ことばを殺ころした あれが死しに損そこないの言葉ことばゾンビ
『言葉ことばを殺ころした』という言葉ことばだけが残のこった 途方とほうに暮くれた十五じゅうご歳さいの夏なつ
流ながれていった涙なみだや後悔こうかいの時間じかんに 今更いまさらしがみつくほどの未練みれんは持もち合あわせず
過去かこの痛いたみが全すべて報むくわれたわけじゃない 私わたしの痛いたみは君きみの失望しつぼうにこそ芽吹めぶく
この物語ものがたりはフィクションであり、実在じつざいする事件じけん、団体だんたい、人物じんぶつとの
いかなる類似るいじも必然ひつぜんの一致いっちだ だが現実げんじつの方ほうがよっぽど無慈悲むじひだ
ひぐらしの声こえ 夕涼ゆうすずみ 恋占こいうらないはフルスモークのハイエースに連つれ去さられた
精霊せいれいは事件性じけんせいにも宿やどるか 底そこなし沼ぬまの水面みなもにたかる虻あぶ達たちの祈いのりか 被虐ひぎゃく者しゃの呪のろいか
愛あいされなかった分ぶんや 報むくわれなかった分ぶんや 人ひとそれぞれの身体からだに空あいた無数むすうの穴あなぼこ
埋うめ合あわせる為ために犠牲ぎせいになった何なにかが 差さし詰ずめ生涯しょうがい悔くやむことになる、むごたらしい致命傷ちめいしょう
通とおり魔まや殉教者じゅんきょうしゃや死しにたがりの志願者しがんしゃ 結局けっきょくのところ誰だれもが未来みらいの加害者かがいしゃ
「まさかあの子こが」と口走くちばしる前まえに顧かえりみる 私わたしの過去かこの痛いたみはあの子この為ためにこそ使つかう
「言葉ことばにならない」気持きもちは言葉ことばにするべきだ 「例たとえようのない」その状況じょうきょうこそ例たとえるべきだ
「言葉ことばもない」という言葉ことばが何なにを伝つたえてんのか 君きみ自身じしんの言葉ことばで自身じしんを定義ていぎするんだ
流ながれていった涙なみだや後悔こうかいの時間じかんに 今更いまさらしがみつくほどの未練みれんは持もち合あわせず
過去かこの痛いたみが全すべて報むくわれたわけじゃない 私わたしの痛いたみは君きみの失望しつぼうにこそ芽吹めぶく
この物語ものがたりはフィクションであり、実在じつざいする事件じけん、団体だんたい、人物じんぶつとの
いかなる類似るいじも必然ひつぜんの一致いっちだ だが現実げんじつの方ほうがよっぽど無慈悲むじひだ
音楽おんがくや小説しょうせつ 映画えいがとか漫画まんが テレビ ラジオ インターネット 母ははが赤あかん坊ぼうに語かたる言葉ことば
友人ゆうじんとの会話かいわ 傷きずつけられた言葉ことば 嬉うれしくて嬉うれしくてたまらなかった言葉ことば
喜よろこび 悲かなしみ 怒おこりだとか憎にくしみ かつての絶望ぜつぼうが残のこす死しぬまで消きえない染しみ
それが綺麗きれいな思おもい出でまで浸食しんしょくして汚よごすから 思おもい出でも言葉ことばも消きえてしまえばいいと思おもった
言葉ことばは積つみ重かさなる 人間にんげんを形作かたちづくる 私わたしが私わたし自身じしんを説とき伏ふせてきたように
一行いちぎょうでは無理むりでも十万じゅうまん行ぎょうならどうか
一いち日にちでは無理むりでも十じゅう年ねんを経へたならどうか
奪うばわれた言葉ことばが やむにやまれぬ言葉ことばが
私わたし自身じしんが手てを下くだし息いき絶たえた言葉ことばが
この先さきの行ゆく末すえを決定けっていづけるとするなら
その言葉ことばを 再ふたたび私わたしたちの手ての中なかに
奪うばわれた言葉ことばが やむにやまれぬ言葉ことばが
私わたし自身じしんが手てを下くだし息いき絶たえた言葉ことばが
この先さきの行ゆく末すえを決定けっていづけるとするなら
その言葉ことばを 再ふたたび私わたしたちの手ての中なかに
再ふたたび私わたしたちの手ての中なかに
今いま再ふたたび 私わたしたちの手ての中なかに
言葉ことばを取とり戻もどせ