潮騒 歌詞 さだまさし ふりがな付

さだまさしライナーノーツ
(前略)海辺に暮らす者は母の温かさ優しさばかりで無くその厳しさも知っている。寄せては返す波の音を「潮が騒ぐ」と書くが決してその音を騒音とは思っていない。それどころか子守歌であり、母の心臓の鼓動だと感じている。我々は確かに海か ら来た。そしていつか空へ帰り、山に降り、川となって海へ戻り、また陸に到る その輪廻を繰り返すものだと思う。(中略)その生命の「しあわせ」と「ふしあわせ」 は、人間にだけ与えられた喜びと悲しみの呼び名だろう。そしてそのつかの間の生命を「どうぞ祝いたまえ」と叫ぶものが歌でありたい、と思う。