赤い月 歌詞 さだまさし ふりがな付

散ちりゆけば 何なにも無なき 桜さくらに厭あきて
見捨みすて行いく人ひともある 春はるの夕暮ゆうぐれ
人ひともまた 一いち時じを 咲さき祝ほいながら
たちまちに 黄昏たそがれに 迷まよい佇たたずむ
花はな散ちる里さとに 想おもい人びと 一人ひとり残のこして 行いく人ひとに
今いまもあなたが 好すきですと
言伝ことづてをせよ 赤あかい月つき
鳥とりが啼なく 鳥とりが啼なく あはれあはれと
季節ときを超こえ 咲さきつのる 花はなはあれども
果はたしてや 美うつくしき 生命いのちと覚おぼえず
咲さきもせず 散ちりもせぬ 花はなは無むけれど
愛いとおしき 人ひとの名なは 永遠えいえんに散ちらさじ
花はな降ふる里さとに またひとつ 花はなに連つれ行ゆく 生命せいめいあり
名残惜なごりおしやと あの人ひとに
言伝ことづてをせよ 赤あかい星ほし
風かぜが啼なく 風かぜが啼なく さらばさらばと

花はな散ちる里さとに 想おもい人びと 一人ひとり残のこして 行いく人ひとに
今いまもあなたが 好すきですと
言伝ことづてをせよ 赤あかい月つき
鳥とりが啼なく 鳥とりが啼なく あはれあはれと
風かぜが啼なく 風かぜが啼なく さらばさらばと