quenjiroの記事一覧

【歌詞コラム】これが現実だって教えてほしい〜『君の瞳に恋してる』より

耐え難いような状況に陥ったとき、人は現実を逃避したくなる。夢であってほしい、と思うだろう。なんとも切なく悲惨な光景だ。ロマンティックな物語を作るなら、その反対の状況を設定すればいい。これが現実であってほしい、と願うような夢の光景をだ。フランキー・ヴァリがオリジナルの『君の瞳に恋してる』(1967年)はそんなロマンティックな状況設定から始まる。

【歌詞コラム】モテない男の怨念がこだまする、10cc『I'm Not In Love』

ロックミュージシャンは今も昔も男の子たちの憧れの職業です。俺もモテるためにミュージシャンになるぜ、そのためにロックをいっぱい聴くぜ、と勇んで聴き始めるうちに察しのよい少年であれば、ある矛盾に気が付きます。こいつら最初からモテとるやないかと。

【歌詞コラム】日本語カバーで味わう『アローンアゲイン』の陰鬱な世界

ギルバート・オサリバンの『アローン・アゲイン』。実はかなり陰鬱な内容の歌詞であるにも関わらず、この曲は1972年のアメリカ・ビルボードチャート6週連続1位という大ヒットを記録した。このことは、陰鬱なテーマであっても表現次第で多くの人の心を捉え得ることを示している。

【歌詞コラム】隠し子で裁判? マイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」

"キングオブポップ"マイケル・ジャクソンが、いったいどんなメッセージを歌詞に落とし込み、歌ってきたのか、意外と注目されることが少ない。その作品群は、彼の特異な人生を反映するかのように多様なテーマを扱っている。その中でもメジャーかつユニークなのが、「私生児の認知騒動」を題材にした「ビリー・ジーン」(1983年)だ。

【歌詞コラム】ほんとにあった体験談だった…?Deep Purpleの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」

Deep Purpleの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」は、冒頭から始まるギターリフが広く知られている楽曲だ。しかし、この歌詞に描かれているストーリーを知る人は少ないだろう。詞を読み解くと、この歌の背景には「ある事件」が存在していたようだ。

【歌詞コラム】エリック・クラプトン、「レイラ」との恋の行く末

ロック界最高のギタリスト、エリック・クラプトンがデレク・アンド・ドミノス在籍時に発表した『いとしのレイラ』。この曲は「親友の妻への恋慕」の情を歌ったことは、あまりにも有名です。今回はその恋の行く末を、『いとしのレイラ』『ワンダフル・トゥナイト』『オールド・ラブ』の三曲を見ながら追っていきます。

【歌詞コラム】「リヴィング・オン・ア・プレイヤー」にみる、ボン・ジョヴィの野心と才覚

1984年にデビューしたボン・ジョヴィは、アメリカ合衆国のニュージャージー州で結成されたバンド。特にリーダーのジョン・ボン・ジョヴィは、今も地元で絶大な人気があります。

【歌詞コラム】スティービー・ワンダー「迷信」の"迷信"を解説

「迷信(原題:Superstition)」は、スティービー・ワンダーによる1972年の楽曲です。全米チャート1位となる大ヒットを記録し、彼の代表曲の1つに数えられています。

【歌詞コラム】差別ネタから発展したビートルズ『ゲット・バック』

伝説のロックバンド、ザ・ビートルズが残したシングル『ゲット・バック』。この曲を発表した1969年頃にはグループ内の対立が顕著化していました。『ゲット・バック』の歌詞に、そうした対立の反映をみる解釈もあります。しかし歌詞を実際に眺めてみると、なんとも理解しがたい内容であることがわかるでしょう。 そもそもこの曲は当初別のタイトルと歌詞が用意されていました。今回は現在知られているレコードバージョンと初期バージョンの歌詞を比較することで、『ゲット・バック』についての考察を深めていきたいと思います。