quenjiroの記事一覧

【歌詞コラム】ストーンズの"サティスファクション"は何が「満足できない」のか

The Rolling Stonesの"(I Can't Get No) Satisfaction"は、1965年に発表されました。タイトルでもあり、曲中なんども繰り返される歌詞フレーズ"I can't get no satisfaction"は、「まったくもって満足できやしない」といった風に訳せます。一体何が「満足できない」というのでしょうか、というのが今回のお話です。

【歌詞コラム】隠し子で裁判? マイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」

"キングオブポップ"マイケル・ジャクソンが、いったいどんなメッセージを歌詞に落とし込み、歌ってきたのか、意外と注目されることが少ない。その作品群は、彼の特異な人生を反映するかのように多様なテーマを扱っている。その中でもメジャーかつユニークなのが、「私生児の認知騒動」を題材にした「ビリー・ジーン」(1983年)だ。

【歌詞コラム】ほんとにあった体験談だった…?Deep Purpleの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」

Deep Purpleの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」は、冒頭から始まるギターリフが広く知られている楽曲だ。しかし、この歌詞に描かれているストーリーを知る人は少ないだろう。詞を読み解くと、この歌の背景には「ある事件」が存在していたようだ。

【歌詞コラム】差別ネタから発展したビートルズ『ゲット・バック』

伝説のロックバンド、ザ・ビートルズが残したシングル『ゲット・バック』。この曲を発表した1969年頃にはグループ内の対立が顕著化していました。『ゲット・バック』の歌詞に、そうした対立の反映をみる解釈もあります。しかし歌詞を実際に眺めてみると、なんとも理解しがたい内容であることがわかるでしょう。 そもそもこの曲は当初別のタイトルと歌詞が用意されていました。今回は現在知られているレコードバージョンと初期バージョンの歌詞を比較することで、『ゲット・バック』についての考察を深めていきたいと思います。

【歌詞コラム】裏返すとパンクになる、アバの「ダンシング・クイーン」

1970年代、スウェーデンから彗星のように現れたポップ・グループ、アバ。その人気は40年以上経った今も衰えていません。今年には、アバの楽曲をベースにしたミュージカル『マンマ・ミーア』の映画版の続編が公開されます。しかしその人気の外側で、アバを軽薄なポップとしてみなすロックファンは少なくありません。

【歌詞コラム】セレブに厳しいレッド・ツェッペリンの代表曲『天国への階段』

イギリスだけでなく世界中のハードロックの歴史に名を残すレッド・ツェッペリン。彼らの代表曲である1971年に発表された『天国への階段』。今回はこの楽曲について、歌詞の世界をクローズアップしていきたいと思います。

【歌詞コラム】ゴージョニゴー!と功名心を煽るチャック・ベリーの『ジョニー・ビー・グッド』

チャック・ベリーといえば、ロックンロールのパイオニア。当時の若者はその新しいビートミュージックに衝撃を受け、熱狂しました。その影響力は絶大で、人種も海も越え数多くのフォロワーを生み出すことになります。ジョン・レノンもキース・リチャーズも、みんなチャック・ベリーに憧れてロックンローラーになったのは有名な話です。

【歌詞コラム】ビリー・ジョエルという「ストレンジャー」

ビリー・ジョエルは現在までに、総アルバムセールスは全世界で一億枚以上、アメリカではレコード総売上第6位という輝かしい実績を誇るアーティストです。しかしその一方で二度の自殺未遂、幾度もの離婚、そして早すぎるショービズからの半リタイアという波乱の人生も歩んでいます。

【歌詞コラム】カーペンターズ『クロース・トゥ・ユー』とポリティカル・コレクトネス

最近、ニュースで人種差別問題を目にすることが増えてきたように思います。インターネットの普及で火種そのものが増えたのかもしれません。ポリティカル・コレクトネス(差別や偏見を是正するための政治的に正しい言葉遣い)などというワードもよく聞かれるようになりました。

【歌詞コラム】マイケル・ジャクソン『スリラー』:映像にこだわり続けたエンターテイナー

史上最も売れたアルバム、マイケル・ジャクソンのアルバム『スリラー』。怪物級の売上枚数を誇るアルバムですが、怪物といえば、同アルバムからのシングルカット『スリラー』のプロモーションビデオがまさに象徴的です。その内容は映画し仕立てで、街に大勢の怪物が現れると主演のマイケルもゾンビに変身するというものでした。

【歌詞コラム】謎単語だらけのクイーン『ボヘミアン・ラプソディ』

クイーンの『ボヘミアン・ラプソディ』は、1975年10月31日に発表された楽曲です。その歌詞については、そのまま読めば「気ままに生きてきた主人公が人を殺めてしまい逃げ延びようとするものの、ついには悪魔にとらわれてしまい観念する」という内容です。今回はそれ以上の深い意味を求めることはいたしません。

【歌詞コラム】三行でわかるジェームズ・ブラウンのソウル

「ソウルの帝王」ジェームズ・ブラウンがレコードデビューを果たした1956年前後、ブラックミュージック界隈では新しい表現方法が芽吹き始めていました。レイ・チャールズをはじめとするR&Bアーティストたちが、本来神への信仰心を歌うべきゴスペルのスタイルをあからさまに借りたポップソングを放ち始めたのです。ブラウンのデビュー曲である『プリーズ、プリーズ、プリーズ』もまた、そんな風潮の中で生まれた曲でしたが、特異な点がありました。