楽曲・タイトル |
アーティスト |
歌詞・歌い出し |
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すぎもとまさと
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マッチを擦れば おろしが吹いて 線香がやけに つき難い さらさら揺れる
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すぎもとまさと
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たまにジョークも 言うけれど いつも寡黙な ひとでした 仕事ひとすじ
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すぎもとまさと
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振り向けば はるかな道を おまえと 歩いてきた ときには
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すぎもとまさと
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御堂筋線でミナミヘ向かえば ひとり さみしい女が 車窓に映る 心斎橋で
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すぎもとまさと
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もし オレが死んでも くよくよせずに しっかり生きろと 言ってたくせに
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すぎもとまさと
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何故かしら この胸はざわめく 風の音 窓をふるわす
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すぎもとまさと
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近頃めっきり 酒も弱くなり 色気もとうに ご無沙汰で 昔のことを
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すぎもとまさと
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好きだった ぶたれても 好きだった ポツンと おまえが言うから
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すぎもとまさと
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クリフサイドのリリーが死んだ ベッドの電話 握りながら 誰に別れを 言いたかったか
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すぎもとまさと
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リクライニングシートが 気晴らしのベッド 港は ミッドナイトブルース シャンパンをあけて
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すぎもとまさと
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いいの何も言わないで なぐさめの言葉など つらくなるだけだわ こんな時
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すぎもとまさと
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くぬぎ細工の恵比寿さん 財布にぶら下げて 川沿いに自転車を漕ぐ あなたが見える… 母の形見のお守りは
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すぎもとまさと
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昨日の夢を 追いかけて 今夜もひとり ざわめきに遊ぶ 昔の自分が
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すぎもとまさと
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今夜はデートでしょ 若い人はいいわね アパートのおばさんに 冷やかされました 若くもないけれど
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すぎもとまさと
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あと何年 俺は生き残れる あと何年 女にチヤホヤしてもらえる あと何年
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すぎもとまさと
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飢えた狼みたいな 瞳をしていたか知れない 無垢なからだが 仕方なしに女に変わる頃… 家庭がどうとか
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すぎもとまさと
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女がひとり 手酌で呑んで みっともないね 唐紙ごしに ひそひそ
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すぎもとまさと
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僕の大事な姉さん 明日お嫁に 行ってしまうよ姉さん もうよその人 いつかこの時が
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すぎもとまさと
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今すぐ逢いに来いよ 星から降りて来いよ おまえと よく来た 居酒屋
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すぎもとまさと
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明日の朝には あんたは船に あたしは桟橋 手を振るだけさ 泣かないよ
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すぎもとまさと
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まだ俺が がきの頃 越してきた家に 若い親父が植えた柚子 今年も青い実がなった…
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すぎもとまさと
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桜の花びら散る道を つまづきながら走っています 夕映えきれいに染め抜いた 君の小船を追い駆けて 閉じ込めてた愛があふれだしました
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すぎもとまさと
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酔ったふりして あんたが言った 南の島で 暮らしてみたい 俺の最後の
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すぎもとまさと
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馬鹿みたいだよね 涙みせるのは みっともないね 過ぎる交差点 笑う人の波
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すぎもとまさと
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さよならの 受話器置いた 真夜中の公衆電話 無口なお前が子供のように ふざけていたね
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すぎもとまさと
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あなたの真似して お湯割りの 焼酎のんでは むせてます つよくもないのに
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すぎもとまさと
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路面電車が 走る街の 通りの向こうの 純喫茶 初恋
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すぎもとまさと
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小肌を切って 熱燗二合 それと この娘に 中トロサビ抜きで
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すぎもとまさと
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交番を曲がれば 角の駄菓子屋の 向かいは豆腐屋で こんな秋の夕暮れ あちこちから
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すぎもとまさと
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OSAKA RAINY BLUE OSAKA RAINY
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すぎもとまさと
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あたしが男を知ったのは おんなを知った日から まだ3日目の夜 場末の酒場で むせていた
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すぎもとまさと
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あなたのために着たかすり 夕日のように恥じらって 白い土蔵のあの壁に 大きく影を写してた 峠を越えてやって来る
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すぎもとまさと
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何年も会わないで 突然舞い込む悲しい知らせ そういえば離婚して 実家にいたんだね あくせくとたえまなく
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すぎもとまさと
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そばに誰かいないと沈みそうなこの胸 まるで潮がひいたあとの暗い海のように ふれる肩のぬくもり感じながら話を もっともっと出来るならば今はそれでいいさ 息でくもる窓に書いた
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すぎもとまさと
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あたしグロリア 底無しグロリア 酔っぱらったら あんたの負けさ 何があったか
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すぎもとまさと
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あの子のことは もういいよ どうか倖せ 見つけてね 彼岸参りの
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すぎもとまさと
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あたしの誕生日は 真冬だから 花なんか ろくにないのさ お金もないって
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すぎもとまさと
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ビルの谷間の 三日月に 銀のブランコ 吊りさげて 漕いでいたいよ
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すぎもとまさと
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つらい気持ちは 同じだよ 愛は変わらないよ 私を見つめて 涙ぐむ
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すぎもとまさと
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軽口たたいて 笑って泣いて グラス揺らせば 鳴る氷 ドアが開くたび
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すぎもとまさと
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ありふれた夜の ありふれた酒場 古い恋歌 けだるく ためいきのトランペット(ペット)
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すぎもとまさと
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上手に口説いて くれたなら 今すぐ返事が 出来るのに 大事な時には
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すぎもとまさと
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あの頃はもてたわね 青春の華ね 港町ジャズクラブ にぎやかな祭 愛もあり
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すぎもとまさと
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あなたを想って 一日が終わるの 今夜もため息が 素肌にこぼれる 二人で過ごした
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すぎもとまさと
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今夜の夜汽車で 遠くへ行くわ いいことなんかは 無かったけれど あいつと暮らした
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すぎもとまさと
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夜空に花の 満開を 眺めて暫し 花火酒 涼風渡る
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すぎもとまさと
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鳴かず飛ばずの 人生も いいことあったさ ひとつやふたつ 恨んでみても
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すぎもとまさと
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十年ぶりに 降りた駅 想い出たずねて ここへ来た 三本立ての
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すぎもとまさと
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こんな 夜がいつかは来ると あの日 知っていたならば 私
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すぎもとまさと
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涕くのはお止しよ 涕かないで あの彼 怨んじゃ 惨めだよ
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すぎもとまさと
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VIVA・LA・VIDA! VIVA・LA・VIDA! 青空 そよ風
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すぎもとまさと
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Route sixty seven Star Dust
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すぎもとまさと
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吹雪の向こうの 赤ちょうちん さすらう心に ふと沁みて 暖簾をくぐれば
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すぎもとまさと
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海にひとりで 来るたびに おふくろの事 思い出す 港の祭りに
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すぎもとまさと
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カナカナ カナカナ 蜩が おまえの名前を くりかえす
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すぎもとまさと
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ドスコイダンシング ドスコイダンシング ドスコイダンシング… ドスコイダンシング
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すぎもとまさと
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ふともの思う 横顔や ズシンと響く 低音や ひとりの酒の
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すぎもとまさと
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笑い方が 下手な私 うまいジョークも 言えないあなた ふたり暮らして
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すぎもとまさと
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あなたに出逢って この胸の つぶれた夢が ふくらんだ あなたの吐息で
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すぎもとまさと
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あの人 この人 あの顔 この顔 みんなどうして
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すぎもとまさと
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淋しくはないか 真紅浜昼顔 もの言わぬ海に 恋の身を焦がす…
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すぎもとまさと
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馬鹿でなければ踊れない カッコつけてちゃ走れない 純な心は正直者で うれしさ 楽しさ
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すぎもとまさと
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お祭りさわぎが 終わったら 帰るところが みんなある 今夜はどこから
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すぎもとまさと
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てるてるぼうずを君は窓につるしてる 僕の分まで二つ並べてつるしてる そして黙って外をぼんやり見つめてる 僕は畳に寝ころんだまま 煙草に火をつけて
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すぎもとまさと
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ここでなくてはいけないなんて そんな理由は少しもないのに 僕は今でも東高円寺 あのアパートで暮しています 小さな部屋が息苦しいのは
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すぎもとまさと
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夕暮れ 木枯し 裏通り 暗い路地に火が点る 古暗ドンが揺れている
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すぎもとまさと
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なぐさめなんかは ほしくない 黙って酒だけ おいてゆけ 惚れた女が
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すぎもとまさと
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十五は 胸を患って 咳きこむたびに 血を吐いた 十六
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すぎもとまさと
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貧しさもつらくない 四畳半にも夢がある 嘘をつかない約束で 肌を寄せあう二人なら
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すぎもとまさと
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大阪生まれが あんたの誇りやったのに 大阪の街を今 なんで出てくねん 最終電車のベルが
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すぎもとまさと
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日曜日の河川敷 白い雲にのって 思い出の映写機を 回してみるのよ 若い日の私達
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すぎもとまさと
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桜を見るのは 今年が最後 ジョークにならん 病室の窓 恋人よ
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すぎもとまさと
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昔行ったことが あるような 場末のひなびた 小さな店で 傷ついたこともある
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すぎもとまさと
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忍ばず通りの 安アパート 二号室の君は 昼間もベビードール 廊下に甘い
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すぎもとまさと
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今でも女が言い寄るとか 外車が何台目とか お酒の席で 聞き苦しいわ… あなたのお頭も銀色・雨
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すぎもとまさと
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臆病なふりをして 愛されてた時もある ためらえば それきりの 人だと分かってても
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すぎもとまさと
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呆れるほど長く 友達でいたから あなたを失くすかも 好きと言い出せば… 運命なんて
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すぎもとまさと
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あなたは売れない小説を ためいきついて 書いている 見果てぬ夢と知りながら わたしは横についている
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すぎもとまさと
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やっと酒場が終わって ほろ酔いで坂を下りる頃 白っ茶けたお天道が 浜辺を染め始めるのさ そんなやりきれなさは
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すぎもとまさと
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爪まで切って くれる男は さよならも言わず いなくなる
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すぎもとまさと
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やっと忘れかけた頃に こんな風に逢いに来るひと 上目遣い 今も好きか聞くのね やめて
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すぎもとまさと
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あんたにもらった オンボロ・カーに ドレスを四、五枚 積み込んで 夜が明けたなら
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すぎもとまさと
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惚れ神に 会ったよ そりゃもう 突然だったよ 倒れた俺を
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すぎもとまさと
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太陽と一緒にめざめた一日は さわやかな空気吸うことではじまると君が… 時間つぶしの煙草もいらないね 景色を見てれば退屈しないよと僕が… 友の家を訪ねて見た
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すぎもとまさと
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頭がクラクラして来て 躰がだるくなりだしたら 注意しなよ 用心しなよ そいつは初期の症状だ
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すぎもとまさと
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あの頃よく晴れた日には 竹トンボ回し回され 隣りの垣根を越えて 裏の空地まで うららかな正月の午後
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すぎもとまさと
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紙風船ふくらませ 手の平で持て遊び 空高く飛ばしもせず 少女はいつも只待って居た
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すぎもとまさと
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その夜も母は眠い眼をこすり 妹の制服繕って 茶ダンスの上の古い置時計 眺めてはため息ついて居ました 飲んで帰って来なければ
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すぎもとまさと
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どうしてそんなに泣くんだい どうしてそれほど嘆くんだい あんたは知ってたろう はじめから知ってたろう 俺達ちゃ所詮使い捨てだってね
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すぎもとまさと
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白い粉雪 野山を隠し 静まりかえる 冬の町 ふるえる肩を
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すぎもとまさと
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そして今年も並んだ 街のフラワー・ショップに ピンクのカトレア やっと忘れかけたのに… 安いアパートの部屋に
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すぎもとまさと
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横濱のもへじがこの店に 最後に来たのは 去年の秋さ 秋風吹くのに ペラペラアロハ
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すぎもとまさと
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ため息も なみだも 呑みこんで 何も云わず 流れてる
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すぎもとまさと
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旅に出るように 突然 あっちへ行ってから 公園沿いの桜が 何度も何度も咲きました
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すぎもとまさと
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二年くらした アパートを 夜にあの娘が 朝にぼくが 一人一人で
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すぎもとまさと
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いくつかの 盆が過ぎ いくつかの 齢を取る 秋の日和の
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すぎもとまさと
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だっていつかこじれて 駄目になるより 恋の匂いさせずに そばにいたいわ たまに逢ってこうして
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すぎもとまさと
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夜中過ぎに 鳴り響く 電話のベルは 懐かしいあなたからの 細い声
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すぎもとまさと
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帰りの道を 忘れるくらい 夢中で遊んだ ガキの頃 ローカル線の
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すぎもとまさと
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酔いどれて 靴をぬぎ あなたの 背にもたれ どこへでも
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すぎもとまさと
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あれから何年過ぎたでしょうか その後変りはないのでしょうか こんなに遠く離れてしまって 忘れることは とてもたやすいけど
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すぎもとまさと
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古い糸巻に 色とりどりの毛糸巻き 君が愛を編みはじめる 一晩中起きたまま そばで見ている僕は胸がつまりそう
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すぎもとまさと
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寒い空を星は逃げ 黒い雪が降ってくる すき間風に肌を寄せ 黒い雪の声をきく 街中の屋根の上
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すぎもとまさと
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そうだよ僕にとっては 驚きだったのさ 見知らぬ家にダイヤル 回したのかと思ったぐらい 君はどうして電話の向こうで
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すぎもとまさと
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僕の町へ遊びにおいでよ この季節が変ったら 緑の匂いと郊外の空気 吸いにおいでよ 石神井公園
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すぎもとまさと
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そこにあるから 追いかけて 行けば はかない 逃げ水の
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すぎもとまさと
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別れ話の いきさつは ささくれ畳に 聞いとくれ 今じゃ喧嘩も
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すぎもとまさと
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純愛がぶつかれば 時に傷つけ そのあとで悔いながら 泣いて詫びたり かけがえのない時代ともに過した
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すぎもとまさと
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言葉のいらない国へ ああ 明日こそ 黄色い船に乗って ああ
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すぎもとまさと
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今更何を嘆いてるのさ 捨てちまいなよ思い出なんて あの娘はとうにこの町出たぜ 遊び相手にゃてごろな女 生まれついての流れもんだよ
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すぎもとまさと
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東の国から風に乗り 君の町まで飛んで来たのさ 知らない名前になると言う 短い手紙を受け取り 何もかも捨て迎えに来たよ
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すぎもとまさと
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太陽は頭の上にあるんです 焦げつきそうな 陽射しです とってものどが 乾いてしまって
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すぎもとまさと
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身勝ってな自由求め 心地良い家飛び出し 北向きの部屋を借りて 暗闇に細々と暮らす すりきれた夢にすがり
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すぎもとまさと
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ジャズの音色がふいにとぎれて ゆるいバラードがあたりを包む まだまだ平気と重ねるグラスを 無理しちゃだめだとあんたがとめる
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