楽曲・タイトル |
アーティスト |
歌詞・歌い出し |
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山内惠介
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見下ろす断崖 北岬 潮風の痛さに また泣ける 恋に未練の
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山内惠介
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我は湖の子 放浪の 旅にしあれば しみじみと 昇る狭霧や
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山内惠介
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ここで身を投げれば 海は泣きますか ゆうべ書いた手紙 風に散る岬
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山内惠介
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夜の札幌 すすき野しぐれ 男はゆきずり 女は傘をさす 夢待ち通り
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山内惠介
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風の噂に 聞いたんだ 君が酒場で 泣いてたと 逢いたさに居ても立っても
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山内惠介
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若さという名の 舞台には スポットライトが ふたつ点く 君のさびしさ
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山内惠介
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釧路 厚岸 霧多布 人もまばらな バスに乗る
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山内惠介
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ため息のみ込む あなたの背中 うしろから抱いて 好きだよと言った 泣いている顔を
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山内惠介
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ゆかねばならぬ 男がひとり ゆかせたくない 女がひとり ふたりの恋の
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山内惠介
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伊吹おろしに 肩すぼめ おまえ駆け寄る 広小路 名古屋の冬は
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山内惠介
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「 振り返れば、いつも君が… 」 久しぶりの
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山内惠介
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まっかに燃えた 太陽だから 真夏の海は 恋の季節なの
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山内惠介
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幼い頃から いつでも俺の 傍ですべてを 見てた山 石につまずき
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山内惠介
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流れつく 流木に 花は咲かぬと 人は言う
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山内惠介
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どんな夢にも 涯がある ならば二人で 行くもいい なのにどうして
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山内惠介
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どうしてまた泣いている 淀んだ月を浴びて どうしてまた眠らない 渇いた夜を抱いて 人はひとり
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山内惠介
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切ない夢に ゆり起こされて 眠れぬ夜が続いても そこにお前の 寝顔があれば
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山内惠介
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黒髪指に 巻きつけて 霧の波止場を さまよえば あなたを慕う
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山内惠介
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赤いドレスを 肩までずらし 黒い巻き毛が 妖しく揺れる たった一目で
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山内惠介
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ひとの思いは 行ったり来たり 帯を解いて まだ一時迷う 紅粉を拭えば
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山内惠介
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まぶたにおまえが 浮かぶ夜 心の古傷 また痛む… 別れちゃいけない
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山内惠介
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忘れないでと 涙を拭いて 雨の鋪道に 消えた女 マロニエ並木を
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山内惠介
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僕が寝たふりしてる25時 つま先立ててベッドを出てゆく キレイな笑顔のまま そっと 息をするように嘘つけるひと
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山内惠介
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許すことより 許さないのが 優しさ なのだと知った あなたが嘘を
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山内惠介
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根室海峡 潮風受けて 君と歩いた 野付半島 かすかに見える
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山内惠介
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サハラ砂漠に雪が降り 太平洋が乾いても ずっと変わらぬものがある ギュッとつかんで放さない
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山内惠介
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降り始めた雪は 足跡消して 真っ白な世界に ひとりのわたし 風が心にささやくの
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山内惠介
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悲しい恋の なきがらは そっと流そう 泣かないで かわいあの娘よ
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山内惠介
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昔からある この町は 酸いも甘いも 包む町 行くも帰るも
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山内惠介
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函館を ふりだしに 一年 三百六十五日 カラオケ流しの
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山内惠介
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抱きしめていたいんだ・・・ これが たとえ嘘でも くちづけは
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山内惠介
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君と 舞い上がれ高く舞い上がれ 抱き締め合った約束 嘘じゃない 何時でもどんな時も
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山内惠介
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胸に頬をうずめ 泣いていたね あの日 星空から ささやくひと
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山内惠介
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粉雪が窓を たたきつけ 宗谷本線 ただひた走る 倖せやれず
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山内惠介
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小さな部屋でも お城と信じ 小さな愛でも 命と信じ たがいにつくして
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山内惠介
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舞鶴を 日暮れに立って 小樽へ向う船酒場 私がママよ 冗談好きの
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山内惠介
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蕎麦の花咲く 信州路 この子をよろしく 言われたら 後には引けねえ
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山内惠介
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泣かない恋が 倖せじゃなくて こんなに泣いても 哀しすぎても それほど人を
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山内惠介
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大の男が 泣きごと言うな 今日の歩みが 正しい道だ 夢中ではじめた
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山内惠介
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抱きしめるといつも君は 洗った髪の香りがした まるで若すぎた 季節の香りさ 結ばれると信じてた
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山内惠介
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肩をよせあう 一つの傘の 雨音さえも 切ないの 山房窟寺に
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山内惠介
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霧が雨になる 対馬海峡 あなたの船は 釜山行 心は博多へ
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山内惠介
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夜明けの空に混ぜた ワインの滴 一息に飲み干せば 涙なんか消せる もう二人は
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山内惠介
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よそ見してたら 吹き飛ばされる 行く手邪魔する 向かい風 メソメソ泣いてる暇はない
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山内惠介
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路地裏ひと間の 薄灯り 今もせつなく 瞼に浮かぶ 思い通りに
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山内惠介
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びいおおらい びいおおらい 今日も世界は その背中 何も言わずに
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山内惠介
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広瀬川 流れる岸辺 想い出は かえらず 早瀬おどる光りに
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山内惠介
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城跡残る 北の町 別れも告げず 出て来た俺さ 噂になれば
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山内惠介
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美しい都の子と書いて 美都子って言うのよと 君はエクボを作って笑った 山科駅から 毘沙門堂へ
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山内惠介
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釧路 厚岸 霧多布 人もまばらな バスに乗る
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山内惠介
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ささやかな人生が 灯る街灯り 人知れず哀しみや 涙が燃えてるようね せめてあと一夜
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山内惠介
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生きるつらさに 淋しさに 酔えばなおさら せつなくて こんな日は
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山内惠介
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僕らは きっと待ってる 君とまた会える日々を さくら並木の道の上で 手を振り叫ぶよ
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山内惠介
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情け知らずと 嘲笑わばわらえ ひとにゃ見せない 男の涙 どうせ俺らは
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山内惠介
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冬ざれの 肌さす風が 痛い痛い 能登だよ 輪島だよ
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山内惠介
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あなたが旅立つ 高松港 汽笛が心に からみつく お疲れさん…
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山内惠介
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恨みつらみは さらさらないが あの娘泣かせて 郷里をでた 北の海鳴り
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山内惠介
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両手で耳を ふさいでも もれて聞こえた 別れの言葉 やさし過ぎた
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山内惠介
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約束の時が過ぎても あなたはこない 雨が雪になる ラストナイト・イン・ソウル おもいでの
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山内惠介
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黒百合は 恋の花 愛する人に 捧げれば 二人はいつかは
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山内惠介
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消すのはつらい あなたの想い出 でも独りでは 生きてゆけない
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山内惠介
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珈琲の香りと あくびがふたつ 起こしてごめんよ 新たな今日が やってきて
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山内惠介
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神様の贈り物だよ 世界中の誰より天使に似ている あなた 聖夜の街に
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山内惠介
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うたた寝してた 肩先に かけてくれた カーディガン 泣きたいことが
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山内惠介
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川の流れと 人のうつろい 汗と泪が 男の勲章 時代と生きた
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山内惠介
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Try Try Try 何だって やってみないと
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山内惠介
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合鍵あける 音を待ちわびて 眠れないまま本を 読んでいた 誰かと居たの?
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山内惠介
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君の声を抱きしめる 君の声を抱きしめる 月の綺麗な 空だから
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山内惠介
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あなたの愛だけは 今度の愛だけは 他の男とはちがうと 思っていたけど 抱かれるその度に
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山内惠介
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外苑前で 地下鉄を降りて 青山通りで 待ち合わせ 表参道
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山内惠介
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どうぞこのまま ずっとそのまま 素敵なあなたで いて欲しい
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山内惠介
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さよならも 言えず 泣いている 私の踊子よ ……ああ
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山内惠介
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恋と夢との ふたつにひとつ 選ぶ男の 男のつらさ 僕は好きです
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山内惠介
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都忘れの 一輪ざしが 思いださせる あの笑顔 夜風身に沁む
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山内惠介
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倖せ続くと 信じてた ひび割れ砕けた この心 淋しさ逃れて
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山内惠介
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雪がはらはら 肩に舞う 行く人来る人 曲がる人… 別れたあの女
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山内惠介
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どんと花火を 打ち上げて あがる歓声 血が躍る 日本良いとこ
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山内惠介
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君への電話も つながらないし 胸に不安が 又よぎる 願いは一つ
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山内惠介
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恋のからくり 夢芝居 台詞ひとつ 忘れもしない 誰のすじがき花舞台
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山内惠介
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花は咲いても 他国の春は どこか淋しい 山や川 旅の役者と
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山内惠介
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あんたとなら いつ死んでも かまわへん 忘れないで そんな女いたことを
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山内惠介
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南国土佐を後にして 都へ来てから 幾歳ぞ 思い出します 故郷の友が
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山内惠介
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いつものように幕が開き 恋の歌うたうわたしに 届いた報らせは 黒いふちどりがありました あれは三年前
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山内惠介
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空が哭いてる 煤け汚されて 人は やさしさを どこに棄ててきたの
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山内惠介
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腰の脇差 マイクにかえて 津軽海峡 ひとっ飛び 北海道中
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山内惠介
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霧の波止場に 帰って来たが 待っていたのは 悲しい噂 波がさらった
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山内惠介
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そうさ夜風を振り切って あの日この街 捨てたんだ わざとそらしたまなざしには 月がさみしく濡れていた
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山内惠介
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どしゃぶりの雨が 心 濡らしてる 腕をほどくなら 憎まれたっていい
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山内惠介
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オホーツクの海原 ただ白く凍て果て 命あるものは 暗い雪の下 春を待つ心
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山内惠介
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きっと来てねと 泣いていた かわいあの娘は うぶなのか なぜに泣かすか
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山内惠介
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好きなあの娘に ふられて飲んだ 酒のにがさよ やるせなさ 泣いて飲んで
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山内惠介
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お酒はぬるめの 燗がいい 肴はあぶった イカでいい 女は無口な
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山内惠介
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あなたの傘になろう いつかのあの日 差し出してくれた 優しさ返すよ あなたの傘になろう
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山内惠介
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好きだと言えたら こんなに苦しまない ホームを出てく列車の 窓 手を振って
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山内惠介
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窓を伝って しずくが落ちる 俺の涙のような こぬか雨 おまえが残した
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山内惠介
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髪のみだれに 手をやれば 赤い蹴出しが 風に舞う 憎や
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山内惠介
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遠く離れた故郷の あの日夕焼け凪の空 泣いて手を振る横顔が いまも瞳に浮かんでる
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山内惠介
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降り出した雨のなか ほどけた靴紐 僕は思わず立ち止まる 都会の片隅
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山内惠介
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明け方のまどろみに 愛を避けてる しぐさみつけて うそつきな舌の根が 乾かぬように
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山内惠介
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好きなんだけど 離れてるのさ 遠くで星をみるように 好きなんだけど だまってるのさ
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山内惠介
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雨の夜来て ひとり来て わたしを相手に 呑んだ人 わたしの肩を
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山内惠介
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「100年経っても好きでいてね」 みんなの前で困らせたり それでも隣で笑ってくれて 選んでくれてありがとう
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山内惠介
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トンネル抜ければ 海が見えるから そのまま ドン突きの三笠公園で あの頃みたいに
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山内惠介
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真夜中のスコール Back ミラー ふいにのぞけば 赤い電話
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山内惠介
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人を押しのけ 生きるより しずかに飲む酒 手酌酒 いいんだよ
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山内惠介
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朝晩コンビニ 通うのは レジのバイトの 女の子 年齢の頃なら
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山内惠介
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身を引く女の 哀しみ抱いて ひとり見上げる 北の空 狭い町です
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山内惠介
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名残の空に 淡い雪 定めも知らず 落ちてくる 囲いのとれた
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山内惠介
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ジャカルタの街は 椰子の葉ゆれて 賛美歌がひびく カテドラル 南十字星の
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山内惠介
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十五の春に家を出て 盛り場暮らしで夢も枯れ とうに失くした純情の ぼろぼろ最後のひとかけら
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山内惠介
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それが気休めでも それがなぐさめでも 逢えるだけでいい そっと抱きしめる 咲いて咲いて咲いて
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山内惠介
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ここで一緒に 死ねたらいいと すがる涙の いじらしさ その場しのぎの
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山内惠介
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星までとどく ガラスのエレベーター 今夜もひとり 女がのぼってくる Rのボタン
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山内惠介
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涙じゃないのよ 雪が舞う ショールで隠す 泣き笑い 心の駅を
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山内惠介
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いまでは指輪も まわるほど やせてやつれた おまえのうわさ くちなしの花の
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山内惠介
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木枯らしに襟を立て 街角でひとり 鈍色の空の果て 心を誘う 国境を越えるのは
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山内惠介
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こもれ陽ゆれる 白樺林 肩寄せ歩いた 丘の径 他の誰かに
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山内惠介
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霧にだかれて しずかに眠る 星も見えない 湖にひとり ちぎれた愛の
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山内惠介
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握りしめてる 剣ひとふりに 冴えよこもれと いいきかす なんでつかめぬ
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山内惠介
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東京ブギウギー リズムうきうき 心ずきずき わくわく 海を渡り響くは
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山内惠介
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生きて 生きて 転んで人は 見える景色の 角度が変わる
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山内惠介
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あいつの 彼女だったはず いつもと 違うくちびるに
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山内惠介
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ヨコハマ ヨコスカ お前を乗せて オートバイ飛ばせば スカッとするぜ!
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山内惠介
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羽飾りのエンジェルのパレードだよ 灼けた素肌 サルサのビートで輝く 恋しちゃうね
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山内惠介
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白い横顔 あの眼差しが 旅の果てまで ついてくる にぶい俺でも
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山内惠介
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はじめから 道などなく 人生はただ 荒れ地が続く 泣きながら
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山内惠介
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海が哭く… 雲が飛ぶ 我の行く手を 怒涛が阻む 千島沖から
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山内惠介
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正しい者が 勝たいでなるか それがこの世の 真理じゃないか 忍の一字に
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山内惠介
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港 港の町で 浮名流した果てに ここへたどりつく たどりつく
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山内惠介
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まぶしい季節が 黄金色に街を染めて 君の横顔 そっと包んでた まためぐり逢えたのも
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山内惠介
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心すれちがう悲しい生き様に ため息もらしていた だけど この目に映る この街で僕はずっと
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山内惠介
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「どいたどいたや組纏のお通りだい!」 江戸の火消は いろはにほへと や組纏の
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山内惠介
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賑わう居酒屋 片隅で ひとりの酒の ほろ苦さ つまみのタラの芽
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山内惠介
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桃色の貝を 浜辺でさがす フレアースカートの 白い君は 今も鮮やかにまぶたに
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山内惠介
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「父上にお目にかかれるまでは、母上、死んではなりませぬぞ!」 母の病を 癒やすため 弓で捕えた
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山内惠介
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恋のしくじり 緋恋花 別れるために また出会う 誰のものにも
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山内惠介
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夢とロマンを 追いかけて あの日故郷 後にした 雨の日風の日
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山内惠介
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おまえの噂を 隠すよに 海霧流れる 白鳥大橋の上 一ヶ月早く
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山内惠介
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ミア・ローザ 僕の薔薇よ 心奪われ 夜も眠れず 風に震える花びら
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山内惠介
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影か柳か 勘太郎さんか 伊那は七谷 糸ひく煙り 棄てて別れた
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山内惠介
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改札口で 手を振るあなた 涙で送った 私です 切符にハサミを
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山内惠介
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あっあっあっ どうすればいい こ・こ・ろ ちぎれそうだよ 愛が
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山内惠介
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笑顔をひとつ 小舟に乗せて 命のとびら 閉じた旅人 行ってきますの
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山内惠介
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毎年 電話を 変えるとか 毎年 カノジョを
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山内惠介
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さそわれて そよ風に 頬を くすぐる バニラの香り
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山内惠介
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左手に榛名で 右手に赤城 笠に枯れ葉の 上州路 峠越えれば
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山内惠介
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生まれは路地裏の石屋の倅 偉ぶることもなく 怖じけることもなし 男には 黙して
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山内惠介
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いつか忘れたけど ある日 目が覚めると 大きな空が裂けて 黒い鷲が飛んできたの
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山内惠介
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幸せを数えたら 片手にさえ余る 不幸せ数えたら 両手でも足りない いくら心が
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山内惠介
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帰りたくないくせに グラスてのひら蓋をする 今日は終わりと線を引き 目をそらしてる さみしがり
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山内惠介
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両国橋を眺める部屋から 真夏の花火 何度見たでしょう 日曜ごとの 淋しさ
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山内惠介
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北の駅前 すずらん通り ポニーテールの 花屋のあの娘 立てばアカシア
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山内惠介
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誰が最初に 見つけたの 白い背中の 小さなホクロ
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山内惠介
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ひと眼みて 惚れたのさ それを罪だと 云うのなら 罰を受けても
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山内惠介
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白いブラウス 長い髪 遠い面影 揺れる夜 ひとつの毛布に
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山内惠介
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「何の因果か 男の意地で 賭けた命の裏・表 裏に回った男の付けが 女の肩に降りかかる」
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山内惠介
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女の爪あと 走らせたくなる うわきな背中に 今夜の私 逢えぬときは吐息で
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山内惠介
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今日からは赤い爪 あなたに見せない すき透る桜貝 あなたの好きな色 一日に二本だけ
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山内惠介
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心が忘れた あのひとも 膝が重さを 覚えてる 長い月日の
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山内惠介
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粋な黒塀 見越しの松に 仇な姿の 洗い髪 死んだ筈だよ
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山内惠介
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おふくろも親父も みんな達者だぜ 炉端かこんで いつかいつしか東京の お前達二人の話に
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山内惠介
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空の青さが 心にしみる 君の幸せ 風に願う 手紙ひとつも
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山内惠介
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夢をなくした 奈落の底で 何をあえぐか 影法師 カルタと酒に
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山内惠介
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昔ならした 千葉道場 出世夢見た 日もあるが 小舟浮かべた
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山内惠介
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あきらめきれず 死ねもせず どこかに捨てたい 心の悩み お酒のしずくは……
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山内惠介
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しのび会う恋を つつむ夜霧よ 知っているのか ふたりの仲を 晴れて会える
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山内惠介
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ダメだって 言われれば 余計好きになる 恋なんて 一度しか
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山内惠介
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愛しても 愛しても 愛し足りない 君だった 離れても
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山内惠介
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淋しくさせて ごめんねと 髪にくちづけ してくれた あなたのやさしさ
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山内惠介
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追ってはいけない 君を追いかけ ここまで来たけど 帰ります 涙ぼかしの
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山内惠介
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プールサイドの ミモザの花が 甘い吐息を 濡らしてゆれる 君の噂を
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山内惠介
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噛んでと言われ くすり指 指輪のような 痕つける 痛みは消えて
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山内惠介
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いつもの朝がくる おはようの声 聞くだけで あなたが 笑って
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山内惠介
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守られることだけが 愛じゃないから 今夜はあなたを 守ってあげたいの いつもより笑うのは
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山内惠介
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逢いたかったぜ 三年ぶりに 逢えて嬉しや 呑もうじゃないか 昔なじみの
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山内惠介
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死んでもお前を離しはしない そんな男の約束を 嘘と知らずに信じてた 夜が夜が夜が泣いてる ああ
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山内惠介
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チョンと拍子木 出番がせまる 人の字 呑みこむ 舞台袖
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山内惠介
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すねてなったか 性分なのか 旅から旅へと 渡り鳥 浅間三筋の
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山内惠介
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夢追い人さ 男は誰でも いつか遥かな 旅にでる 風よ吹け吹け
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山内惠介
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故郷目指す ポンコツ車 こいつが俺の幌馬車さ 三百マイル 走ったら
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山内惠介
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初めての旅行で買った そろいの珈琲カップ いまどきペアなんて流行らない やめてくれよと照れるぼく これがいいのと
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山内惠介
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改札口で君のこと いつも待ったものでした 電車の中から 降りて来る 君を探すのが好きでした
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山内惠介
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星あかりの夜だから 君を帰したくない 星あかりの夜だから 近道なんかで 君を帰さない
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山内惠介
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風に手をゆだね 髪をほどくとき そっとその頬に また花が咲く
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山内惠介
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想い出の彼方に 君がいる カレーの香りの 向こうには エプロン姿の
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山内惠介
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あの頃は二人 とてもおしゃべりで 公園の 絵描きに 似顔絵を
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山内惠介
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命を惜しむ 恋ならば 恋しているとは 言えないだろう 一つ命を
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山内惠介
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白樺 青空 南風 こぶし咲くあの丘北国の ああ北国の春
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山内惠介
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好きだから とてもとても とても 好きだから 別れてきたんだよ
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山内惠介
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若さに まかせた 恋が終わった あの日から 明日の夢さえ
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山内惠介
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あなたと肩を並べて飲んだ お酒が恋しい 雨降る路地は おまえと呼ばれて 抱かれた夜の
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山内惠介
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京都にいるときゃ 忍と呼ばれたの 神戸じゃ渚と 名乗ったの 横浜の酒場に
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山内惠介
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ねぇ ねぇ どうしたの なにかあったの 今夜
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山内惠介
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ときめく胸に 乾杯を 花咲くきみに 乾杯を
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山内惠介
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白樺並木の 日昏れ刻 初めてこころを 打ちあけた 野バラのような
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山内惠介
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旅の途中で 目に止めた 浜に咲いてる 北の花 幼ごころに
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山内惠介
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どこかでお前の 泣く声が 聴こえるようで 聴こえるようで また背伸び
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山内惠介
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ちょいと出ました 夜もすがら 祭り太鼓に誘われて のぼりちょうちんピーヒャララ これぞ日本の祭りかな
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山内惠介
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うらみごと きれいごと ちぎれちぎれて 躰ごと 避けて通れぬ
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山内惠介
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魚屋朝吉 棒手振り稼業 生きのいいのが 取り柄でござい からんだ野暮天
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